猟盤日記20190520

紀伊國屋に本を探しに来たついでに8Fのディスクユニオン新宿セカンドハンズ店へ。値段がちょい高めでいつも眺めるだけで終わる7インチ棚から、珍しく2枚抜く。

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美空ひばり / 愛燦燦

小椋佳作詞作曲による86年のシングル。「川の流れのように」に並んでひばり後期の代表曲だけれど、86年当時はそれほど大ヒットしたわけではなく、91年の再発などを経てじわじわと人気を高めたらしい。狙いはB面収録の「太鼓」で岸野雄一さんクラッシックの一曲。シンセドラムのチープなトラックに「ドンスクスクドン」「ドンストトトン」とひばりの歌声で再現される御陣乗太鼓が虚をつかれる。なんとも贅沢なボイスパーカッションだ。ヤフオクなどで安く落とされている事もあるが、岸野さんによるとCDへの移行期で流通枚数が少ないらしいので、このタイミングで確保しておくことにした。

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すみちゃんとステゴザウルス / キャンパスレポートもっとクリスタル

まりちゃんズの元メンバーでポニョの主題歌でも知られる藤岡孝章藤巻直哉らを中心に結成されたユニット。男性の同性愛をネタにした歌詞とジャケの無意味なブラックフェイスなど、冗談では済まされない要素が満載なのが時代を感じさせる。私も81年当時関西圏の深夜ラジオで取り上げられたのを聴いてゲラゲラ笑っていたように思うが、今改めてじっくり聴いてみるとなんとも複雑な気分になる。しかしサウンドは洗練されたボッサ調のメロウなテイストで意外と古びていないので驚く。