猟盤日記20181103

レコードの日関連のイベントが都内各所で催されていたが、メール待ちつつ処理するという仕事をせねばならず臍を噛む思いをしていたのだけれど、夕方になって長めの待機時間が出来て、思い切って下北沢のレコードマーケットに出かけてみた。

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着いた頃には日も落ちて、もう何も残ってないんじゃないかと思いつつケージに向かうと、まだまだ大勢の人がレコードを掘っていた。何軒か回るもあまり芳しくない。しかしクボタタケシさんの箱を覗いてみたら欲しい盤が安値でザクザク入っている。しかし財布には千円しか入ってない。欲しい盤を端に寄せて急いで銀行に走って戻ると、他の客がザクザク抜いており顔面蒼白に。冷や汗をかきながらとなりの箱を掘ってるふりをして様子を見ていたが、自分が狙っていた盤は全部残っていて胸を撫で下ろす。

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明石家さんま / Bigな気分

明石家さんまの爽やかAORな名曲。イントロの口笛のようなシンセが空に抜けて行くような爽快感。マイケル・フランクスを意識したジャケのLPは持っていてDJで何度も使っていたが、やはり7インチで欲しい。200円なら買うでしょ。「ミスターアンダースロー」に続く大阪ガスのCMソングだったように記憶している。当時はアイドルのような存在だった。

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森高千里 / NEW SEASON 

高値で取引される事もあるレコだが、クボタタケシ氏さすがの適正価格。森高千里のデビュー曲で、シーラEを意識してパーカッションを演奏しながら歌うミネアポリスサウンド歌謡。まっすぐな声で歌い上げるサビ「秘密のホリデー 夢に終わって」はいつ聴いても何か込み上げてくるものがある。

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斉藤由貴 / 夢の中へ

日本のハウス歌謡の先駆け的な曲で、編曲は崎谷健次郎が手がけている。アレンジは今聴いてもカッコいい。CD移行期でレコードがレア化している事もあり、高騰しがちだが市場価格よりもかなり安くて、なんでだろうと思ったらレンタル落ちでジャケのシール後をカラーペンで塗って誤魔化していたからだった。盤の状態はそれほど悪くない。

となりのMACKA-CHINさんの箱からも2枚。

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ビートたけし&たけし軍団 / ロンリーボーイ・ロンリーガール

ビートたけしの名曲7インチ。意外と見かけないので確保。これもサビの歌い上げが最高。B面の「四谷三丁目」も使えそうなナンバー。

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ゴールデンハーフ / チョットマッテクダサイ

サム・カプーのオリジナルアレンジに近いカタコトハワイアンの名曲カバー。200円なら買うでしょ。よく考えてたら座っていたのがマッカチンさんご本人だった事に気づいた。

とりあえず下北沢ユニオンをチラッと覗いて帰ろうとしたら長年のウォント盤がかなり安く出ていた。

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安岡力也 / ホタテのロックンロール

ひょうきん族」の人気キャラだった安岡力也扮するホタテマンのキャラソン内田裕也の「マンジョキロックンロール」の替え歌カバーで、プロデュースも内田裕也が手がけている。歌が上手くて声がいいので、どんなにふざけようとも名曲になってしまうのがズルい。安値の理由はジャケ折れと盤ソリ。ソリが激しいような気もしたが、試聴したらギリ大丈夫なレベルだった。

振り返ってみると無意識のうちにひょうきん族案件率が高くなってしまっていた。