猟盤日記20180104

アナログばか一代の新年会で下北沢に。早く着いたのでディスクユニオンへ。30分ほどの滞在で3枚抜いた。

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THEE MICHELL GUN ELEPHANT/GET UP LUCY 

スペイン盤の3曲入りピクチャーEP。おそらくプロモ用。ヤフオクでもたまに見かけるものだが、盤ヤケ針飛び有りとのことで相場の3分の1程度で売られていた。盤ヤケとはいえ写真が変色しているだけで音にはさほど影響なく、針飛びも傷やソリではなく溝が浅いのが原因らしく、針圧を少し上げれば解消出来るレベル。ピクチャーレコードなのでお世辞にも音質は良いとは言えないが、こういう音がこのバンドには合っているような気がする。B面は「Smorkin’ Billy」と「Cisco」。しかし根強いファンが多いバンドで高値だと思いこんでいたが、以外と安値で出ているものも多いのだと気づいた。そこでもう一枚。

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THEE MICHLEE GUN ELEPHANT/SMOKIN’BILLY

こちらは日本盤7インチ。状態も音質も良いがなぜか安かった。B面の「ジェニー」は昔先輩がよくカラオケで歌っていた。もう20年も前なんだな。

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黒田武士/甦れ!俺の西鉄ライオンズ

岸野さんのギラミックスに収録されていて、ずっと探していたのだけれど見つからず、きっと高値なんだろうと思っていたら音盤消費組合でブーマー先輩が掛けていて、どうやって手に入れたのか聞いてみたら「500円しないしどこでも手に入りますよ」とのことだった。たしかに500円せずに手に入った。

 

 

 

 

猟盤日記20180101

年越しイベントで某所に向かう途中、時間があったので神保町のディスクユニオンに寄り道。サクッと2枚抜く。

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桂幸丸「山の手線夢巡り」

ジャケのフリーハンド感がすごい宝くじソング。「やったー1千万円当たったー!なーんだ夢か」で始まる歌い出しにほっこりせずにおられない。

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井上陽水「新しいラプソディー」

なんとなく試聴してみたのだけれど、よく聴くとトラックが「every breath you take」によく似ている。B面はモータウン

年越しイベントでB2Bに参加しようと思っていたのだけれど、メインで選んだ7インチ箱を忘れてきてしまいテンションガタ落ちのままなんだか落ち込んだまま帰って寝て、翌朝近所のハードオフへ。大掃除放出品があるかと思いきや全く変わらない顔触れ。それでもなんとか3枚抜く。

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V.A.「ゴールデンテレビまんが大行進14」

前回の抜き忘れがそのまま残っていた。こういうのはヤフオクでも値がつかないのか、あまり抜かれていないっぽい。しかし「風雲ライオン丸」のソフトロックっぽいコーラスワークのエンディングや、レアな日テレ版の「ドラえもん」の主題歌が収録されている。どちらも7インチでは高値だが、こういうコンピはあまり見向きされていないようだ。みんなの歌のコンピで宮本浩次の「はじめての僕デス」が収録されたものもあったが、一向に抜かれる気配がない。

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シカゴ「クエスチョンズ 67/68(日本語)」

安レコ箱ではよく見かけるレコードの日本語バージョン。別のハードオフでは800円の値がついていたこともあるが、50円で抜いてこその一枚。

 

 

 

 

 

 

猟盤日記20171228

 東中野ポレポレ坐でのワカキコースケさんの「聴くメンタリー」は基本的には非音楽系のレコードを中心に紹介するのだけれど、ドキュメンタリー的であると判断された場合は歌ものも扱われる。前回気になったレコードを2枚ヤフオクで落札した。

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ダンプ松本「極悪」

クラッシュギャルズブーム絶頂期にリリースされたミニアルバム。44マグナム、坂本龍一白井良明、サエキケンゾウという豪華すぎる布陣の元、上手下手を超越した味しかないボーカルが炸裂。どんなメイクや衣装をしようとも隠しきれないダンプの可愛らしさが見え隠れするあたりとてもツボを押さえた構成。ワカキさんが2回も掛けた「MAJI」はニューウェーブ歌謡史に残る傑作。坂本龍一のベストワークに挙げても差し支えないだろう。笠木泉の「ハートがまっぷたつ」と続いて掛けたい。ちょっと高めではあったが、今後値上がり必至なので落札しておいた。

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OSTすばらしい蒸気機関車

高林陽一のドキュメンタリー映画のサウンドトラック。音楽は大林宣彦。サントラ集ではなく、一つの音声作品として再構成してあるため、曲間の溝がほとんどない。白眉はワカキ氏がイベントでも掛けたA面最後の曲。少女と蒸気機関車の倒錯した恋を、エロスと狂気剥き出しで歌い上げる圧巻の一曲。まさかこのジャケでこんな曲を聴かされるとは誰も思わないだろう。この曲だけ7インチ切って欲しい。

Discogsでドイツのコレクターから7インチを2枚購入。

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Carol King「Corazon」

先日買ったファンタジーはノンストップミックスになっていたので、一番カッコいい最後のホーンリフが次の曲と繋がってしまっているので、ここは7インチも買うしかないと思ったのだが、まさかのフェードアウトエディット。

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Biddu Orchestra「Bionic Boogie」

5ユーロからしか売らないというのでもう一枚買ったのがこちら。インド系イギリス人のビドゥによるエレクトロブギー。絶妙な変化球感がたまらない。自分の探し方が悪いのか、ほとんど見つからないので入手出来て良かった。

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舟木一夫「ワンダフルボーイ」

常盤響さんのクリスマスにやったレコ部で掛かりいつか手に入れたいと思っていた所、翌日に渋谷HMVで遭遇。価格も相場よりちょい高めぐらいだったので購入。舟木一夫主演の「泥棒育ち ドロボーイ」というドラマのサントラでCD化もされていたらしい。A面最後の「恋だけは」は伊集加代子スキャット入りでまさにワンダフル。

久しぶりにココナッツディスク池袋に。いろいろ試聴して2枚。

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きしべみどり「ロンパールーム

「こどものマランバ」「パールちゃん」「ワンツーにこちゃん」「こんがらがってホイ」の4曲入りEP。「こどものマランバ」が子供コーラスゴーゴーでかなりカッコいい。年代的にちょうど観ていた頃だと思うが、「こんがらがってホイ」しか覚えていない。

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チャコとヘルスエンジェル「愛してる愛してない」

チャコヘルのデビューシングル。微妙に高いもしか見かけなかったので買っていなかったが、相場よりちょい高だったので購入。頑張れば100円箱でも抜けそうなんだが、B面の「僕のモーターサイクル」を聴くと買わずにはおれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猟盤日記20171221

7インチ新譜で予約注文していたものが届いた。

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9m88「九頭身日奈」

台湾出身ニューヨーク在住のシンガー9m88が2manysoundsからリリースした7インチ。エイミーワインハウスを思わせる歌声。アレンジも素晴らしい。B面の「Plastic Love」は33回転。こちらは日本語歌唱。ツボを押さえ過ぎ。毎晩でも聴きたい。

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デュークエイセス「新しい歌」

ピチカートトリビュートからの待望の7インチカット。オリジナルを超えたカバーといっても差し支えないだろう。今年で解散するデュークエイセスの最後のアナログということになるんだろうか。B面は「鉄腕アトム」の小西康陽ミックス。

ヤフオクで落札したレコも届いた。

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坂本スミ子「オーララオーサカ」

ポール・モーリアのディスコ曲のカバー、アレンジが大野雄一!これもオリジナル超えのカバーといえる。B面の「たそがれの御堂筋‘77」も最高。自分としては珍しく粘ってセリ落としたのだが、充分に元はとれたと思う。

猟盤日記20171216

ヤフオクで安値で落札した一枚が届いた。

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Carol King「Fantasy」

パーシー・フェイスの「燃える珊瑚礁」のB面に入っていた「Corazon」の原曲が収録されているアルバム。TITANのカバーで知った曲だけれども、しばらくの間完全にメキシコあたりの国の曲だと思っていた。ホーンリフがとにかくカッコいい。このアルバム自体はダニー・ハサウェイカーティス・メイフィールドなどのニューソウルの影響下で作られたらしく、曲間がない構成なので酒を飲みながら聴くと最高に気持ちいい。

猟盤日記20171211

渋谷で中途半端に長い待機時間が発生し、HMV渋谷に。ジャンクコーナーの100円箱が増えていたのでチェック。補充直後だったのか、かなり充実しており、30分ほどで11枚抜けた。

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ボビー・ヴィントン「ブルーベルベット

リンチ映画のアレを発見。盤もジャケもかなり状態が良い。まあ抜きますよね。

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ブルー・スゥエード「ウガ・チャカ」

タランティーノ映画のアレも発見。B面の「パインウッド・ラリー」もグルーヴィで良い感じ。

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ラロ・シフリンスパイ大作戦のテーマ」

何をいまさら感もあるが、大平透のナレーション入りということなら抜くしかない。

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レイ・デイビス楽団「刑事コジャック

探していた盤を発見。ただひたすらにカッコいい。B面は「鬼警部アイアンサイド」。クインシージョーンズのオリジナルとはかなり違うラテンっぽい展開もあるアレンジ。ライナーを読むとコジャックはアイアンサイドの後番組だったらしい。

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ヘンリーマンシーニ楽団「刑事コロンボ

メロディが登っていくイントロの高揚感はいつ聴いても新鮮。刑事コロンボのテーマの原題は「Mystery Movie Thema」でNBCミステリームービーというミステリードラマの放送枠のためのテーマ曲。刑事コロンボといえば水曜ロードショーというイメージだがジャケにはNHKで放送と書いてあり、日テレで放送される以前に出た盤らしい。B面はこちらも「鬼警部アイアンサイド」。マンシーニ楽団演奏すると、マンシーニの曲のように聴こえるのが面白い。

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成田賢「ハウスのふたり」

これも探してた一枚。大林宣彦監督の映画「ハウス」のサントラ。B面はゴダイゴの「ハウスのテーマ」。小林亜星ゴダイゴのコラボだと考えるととてもゴージャス。

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ポール・モーリア グランドオーケストラ「オー・ラ・ラ・オーサカ」

今回一番の収穫。レコードコンビニで岸野雄一さんが掛けていてずっと探していた盤。ポール・モーリアが日本各地のご当地ディスコをつくるという「LOVE SOUNDS JOURNEY」という企画の一曲。この曲は坂本スミ子もカバーしていてそちらもいつか入手したい一枚。

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マナ「赤い靴の女の子」

「イエローマジックカーニバル」のマナのサードシングル。筒美京平が作曲とアレンジも手がけている。王道歌謡曲でもありつつシティポップでもある絶妙なバランス。B面の「さよならポラロイド」はユーミン作詞の筒美京平作曲でアレンジは鈴木茂と豪華すぎるメンツ。マナは高校時代には佐野元春とバンドを組んでいて、浜口庫之助の弟子で、デビュー曲が細野さんがプロデュースという日本のポップス史を総ざらいしているような人物。MBSヤンタンでパーソナリティもしていたはず。

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さとうあき子「ブルーバタフライ」

今回一番の掘り出しものだと思っているのがこちら。すぐに引退したアイドルだったらしく2枚しかリリースしていない。このデビュー曲は松本隆筒美京平のコンビ。サビのコーラスにハッとさせられる。まっすぐな歌い方もとても良い。B面の「リリシズム」も、メロも歌詞も美しい名曲。

 

 

 

 

猟盤日記20171210

久しぶりに地元のハードオフ巡回。ジャンクレコの量が増えたので時間もかかるが、とりあえず7インチは全部チェックして16枚抜く。

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みきみどり「遊びじゃないわ」

歌舞伎町を背景にしたサイケでセクシーな衣装のジャケの自主盤。針を落とした形跡のないピンピンに状態で発見。エレピで始まるイントロやサビのベースラインやパーカッションがやたらとカッコいいムード歌謡。制作年含め一切情報がないが、編曲の北野ひろしはヤンシスターズのシングルなどもやっている方みたいだ。掘り出しものっぽい。

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和田弘とマヒナスターズ「銀座ブルース」

最近なぜか続々と入手しているマヒナ。ジャケなしだったので、ネットに上がっていたジャケが画像をプリントアウトして入れた。両面ともにムーディーでカッコ良い夜遊びソング。

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秋本薫とポリドールオーケストラ「網走番外地

以前もここで同じジャケのレコを買ったが、前は中に若山富三郎の「極悪坊主」が入っていた。今回は中も同じレコ。今回は並びでこんなレコがあったので合わせて抜いた。

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勝新太郎「悪名(河内音頭)」

今回は弟の方。映画の中の歌唱シーンをそのままレコードにしたものだが、勝新太郎河内音頭は中々良い。これもジャケなしだったので、ネットで拾ったジャケ画像をプリントアウトして入れてます。

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水木一郎「ウルトラ・愛の鐘」

1979年公開の映画「ウルトラマン怪獣大決戦」の主題歌ジャケなし。クリスマスソング風のウルトラマン主題歌というのも珍しいのではないだろうか。B面はちょっと「サウンドオブミュージック」っぽい。

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ささきいさお「輝け!8人ライダー」

1980年公開の「仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王」の主題歌ジャケなし。東映まんがまつりの一本として公開されたらしい。カウントダウンからはじまるディスコサウンドということで、ダン・ハートマンの「インスタントリプレイ」を連想させる。

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V.A.「運動会用レコード ルンルン ル シャポー」

珍品が収録されていることで知られる運動会用レコードシリーズ。これにはかの有名な堀江美都子「こどもかがく音頭」が収録されている。アテンションプリーズ

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サーカス「サウス・エクスプレス」

前田憲男がコーラスアレンジを担当した名曲。素晴らしいの一言。

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長江健次「2番目のサヨナラ」

長江健次は90年代にシティポップ路線の曲をリリースしていて、角松敏生プロデュースの「Nineteen19」は今年7インチが再発されるほどの人気。こちらはそのずっと前にリリースされた盤だが、ヘタウマな空気はこの頃から健在。

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香坂みゆき「25時の週末」

これもジャケ無し。白井良明のアレンジで80s感満載のシティポップ歌謡。

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トヨタ自動車「ちょっとうれしいカローラ

小林亜星作曲のカローラCMソング。すでに持っているけれど、50円だったので抜いておく。誰かにプレゼントしたい。