猟盤日記20180516

仕事も無事一段落したので渋谷レコファンへ。エレベーターホールのジャンク箱を漁るも、大した成果は得られず何とか百円箱から一枚抜く。

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Monday Michiru / You Make Me

90年代の東京のクラブジャズイベントでは、かなりの高確率でMonday Michiru が出ていて何度もライブをみた記憶はあるのだけれど、今にいたるまでちゃんと聴いていないことに気がついた。この曲は1998年のヒット曲らしいが、全然聴いたことがなかった。部屋で流していたら家内から「めずらしくイイ曲掛けてるわね」と言われて複雑な気持ちになる。

猟盤日記20180515

放送直前にいろいろ不具合が発覚し、急遽渋谷の編集スタジオに。早く着いたので11時から30分だけHMV渋谷に。新譜をチェックした後、時間がないので百円箱を覗くのはやめようと思いつつ、チラ見したらいろいろ投入されてるっぽい。ちょっとだけ覗いたら、結構すごい品揃えで汗をかく。いろいろ気になる盤があったがとりあえず一枚だけ抜いてスタジオへ。

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Le Mistral / 青い地平線

筒美京平作曲編曲の名曲シティポップ。コンビニDJのアフターパーティーでDJダンボールが掛けていて欲しくなった。声がブレバタっぽいけど別人なんだろうか。B面はハワイアンぽいメロディのディスコ。百円で買える名盤だが、欲しくなるとなかなか見つからない。

後ろ髪引かれる思いで編集スタジオへ。すぐ終わるはずの作業がなかなか終わらず、結局夕方近くまでかかる。急いでHMVに戻るもだいぶ触られた形跡があった。気になっていた古谷一行の「三軒茶屋」は抜かれており激しく後悔。気を取り直し10枚抜く。

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渋谷哲平 / ヤングセーラーマン

ヴェレッジピープルの「インザネイビー」のカバーといえば「ピンクタイフーン」だが、最近の和モノイベントではこっちの方が人気が高いような気もする。コンビニDJでは秘密博士が、音盤消費組合ではブーマー先輩がかけていた。通常の和モノ棚にも300円で並んでいたが、こっちの方が状態が良い気がする。HMVの百円箱ではたまにこういう事が起きる。

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ふとがね金太 / 女はMissを許さない

ツイストのふとがね金太のソロ。「男たちよ 恋のイロハを勉強せー」の歌い出しが爽快なロックンロール。コミカルな歌い出し以外は割と二枚目ロックンロールなのがふとがね金太っぽくて良い。名曲。

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城みちる / イルカにのった少年

広島のローカルタレントとして今も活躍しているらしい城みちるの最大のヒット曲。アレンジ、歌詞、メロディ、どれをとっても文句なしの名曲。「君に君に会うためやってくる」のくだりは失神しそうに素晴らしい。これだけの大ヒット曲なのになかなか百円箱では見かけない。

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大信田礼子 / 女の学校

セクシーグルーヴ歌謡の大名曲が百円で!まあジャケ無しだからなんですが。ジャケはネットで拾った画像をプリントしたものです。

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DUB MASTER X / DUB WA SELF REMIX vol.8

1996年発売のDUB MASTER X による松田聖子「あなたに逢いたくて」のブートリミックス7インチ。結構高値で出してる店もあるのに、なぜか百円箱に。これだからレコードはわからない。

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菅野政敏/棚の上に置かれた望み

今回の目玉はコレ。フォーク歌手として分類される菅野政敏によるジャズ歌謡。めちゃくちゃカッコいい。アレンジは萩田光雄。少年隊の「まいったネ、今夜」あたりと合わせて掛けたい。ジャケデザインも色づかいがどことなく今っぽい。そもそもさほど高いレコードではないが、白盤のほとんど針を落とした形跡のないピンピンの状態。なぜこれがジャンク扱いなのか。

 

 

猟盤日記20180514

追い込み時期のためレコード屋はもちろん行けず、ヤフオクを見る気力もほとんどなかったが、ヤフオク、メルカリから辛うじて1枚ずつ。

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三田寛子 / 色づく街

南沙織のカバー曲だが、B面はブレッド&バターの「ピンクシャドウ」のカバー。危うい音程とリズム感で歌い上げる様子が、シティポップの名曲をアイドル歌謡らしい一曲に仕上げている。三田寛子の7インチの中ではおそらく一番高値がついている盤で、最近では三千円以上で売られていることも珍しくないが、なぜか安く落とせた。

もう一枚はメルカリで。

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ポリス / 見つめていたい

これほどの大ヒット曲なのですぐにでも手に入りそうなのに、なぜか高値で売られていることが多く、入手に時間がかかった。無事安値で買えた。井上陽水の「新しいラプソディ」をちょっとBPM上げてと繋ぐといい感じ。

 

 

 

猟盤日記20180427

4月29日の音盤消費組合で掛けるためにDiscogsでフランスのコレクターから購入した盤が全く届く気配がなく、先方に問い合わせても「10日ぐらいで届くはずなんだけどねー」との返事。こりゃダメだガックリしていたら、それより遥かに安い金額でネット販売されている事が判明。

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O.S.T. / POPEYE

ロバート・アルトマンの失敗作にしてロビン・ウィリアムズ黒歴史として知られる実写版ポパイだが、サントラはハリー・ニルソンの作曲、ヴァン・ダイク・パークスの編曲で名盤として名高い。He needs me はポール・トーマス・アンダーソンのパンチドランクラブに使用され、むしろそっちの方が有名なくらいだ。国内盤帯付きが安く買えて良しとしよう。フランスのやつはもし届いたら誰かにプレゼントしようかな。

そして明日4/29はこちら!

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音盤消費組合 RE-COOP vol.2 Back to Back Special
2018/4/29 sun 高円寺コネクシオン 18時〜24時 charge free/drink order (投げ銭制)
飛び入り大歓迎。一回4曲つなぎからのスタートです。

DJ’s
west hill 樽蔵/DJダンボール/キーガン加藤/ブーマー先輩/西山亮/ニペイ/名人/高橋優衣

 

 

猟盤日記20180426

4月29日の音盤消費組合に向けてぼちぼちレコードを選んでいるのだけれど、足りないと思う盤を取り寄せ。

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Leif Garrett / Feel The Need

目当てはB面の「New York City Lights」 田原俊彦の「哀愁でいと」の元ネタ。ぬるいディスコ感と哀愁味を帯びたメロディが歌謡曲っぽさを出していてとても良い。百円箱にありそうで実はあまりないので、送料無料サービス中芽瑠璃堂で安く出ていたのをゲット。実質的には百円箱並の価格で手に入った。

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渚まゆみ / ロマン札幌

昨年末のレコードコンビニ紅白で秘密博士が掛けていた盤。ハマクラと奥さんの夫婦レコ。B面の「Mr.Tengu」が素晴らしい。安っぽいシンセがじわじわ来る。値が上がってきているのでヤフオクで少し高めで掴んで競争相手ナシで落札しだのだが、その後半額以下で落札されていて、実はまだちょっと落ち込んでいる。

 

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音盤消費組合 RE-COOP vol.2 Back to Back Special

2018/4/29 sun 高円寺コネクシオン 18時〜24時 charge free/drink order (投げ銭制)

音盤消費組合 RE-COOP Vol.2 Back to Back Special

音盤消費組合 RE-COOP vol.2 Back to Back Special

2018/4/29 sun 高円寺コネクシオン 18時〜24時 charge free/drink order (投げ銭制)

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4回目を迎える音盤消費組合は、原点に立ち戻りBack to Back オンリー。組合員諸氏が日々の消費活動の成果を手に、盤と盤とを戦わせます。仁義なきバトルを制するのは誰か?飛び入り大歓迎。一回4曲つなぎからのスタートです。

DJ’s
west hill 樽蔵/DJダンボール/キーガン加藤/ブーマー先輩/西山亮/ニペイ/名人/高橋優衣

当日参加可能。vinyl,CD, 8cmCD推奨。DJ機器不慣れな方でも音盤をご持参いただければサポートします。デジタル機器使用に関しては事前相談を。

猟盤日記20180424

ヤフオクで長らく探していた盤が立て続けに出品。ちょっと自分としては高めではあったが、機会を逃したくなかったので気合で落札。

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アーティスト不明 / おまつりサンバ

長崎屋のセール用ノベルティレコード。CMソングだったりしたのだろうか。ムード歌謡ぽいい哀愁味を帯びたメロディとナンセンスな歌詞、そしてディスコサンバ!どの現場で掛かってもアガってるキラーチューン。B面の「Down Down Rock」はちょっとティンパンアレイっぽい。アレコードとして紹介されていたり、和ラダイスガラージの定番曲だったり、近年つとに有名になったレコードで、ヤフオクでも競合いが激しくすぐに高値になってしまい、自分が手に入れるには難しいだろうと思っていた。今回の出品では盤の状態に関する情報が皆無で、ノークレームを必要以上に強調する出品者だったからか、入札者が他に現れず、相場よりも休めに落札となった。盤質も申し分なく、良い取引になった。

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弘田三枝子 / ミスターシャドー

1980年発売の7インチ。B面の「Body Talk」がシティポップの大名曲。作曲の高木エリカは本人の変名らしく本当に天才的なシンガーだったことがわかる。60年代は「ヴァケイション」のカバーに代表されるパンチの効いたボーカル、70年代は「人形の家」のようなしっとり暗めの歌謡曲で一斉を風靡。その後渡米して80年に帰国再デビューとなるのがこの曲。この4年後あたりに横浜の野外ジャズイベントで弘田三枝子のライブを観たのだが、その時なぜか会場にいた河上幸恵からサインをもらったのが良い思い出。