猟盤日記20170307
ヤフオクで落札したレコードを受け取りに渋谷のFace Recordsに。郵送だと750円ぐらいかかるが、店頭受け取り出来るのはうれしい。
安西マリア「針のくちづけ」。
ブラスロック的なアレンジが最高でジャケも良い。キャンディーズ「危ない土曜日」とかと繋げたい。ユニオンとかでは1500円以上するので、かなり安く買えて満足。
レジ近くにあった和モノ7インチ箱をのぞいて「特捜最前線」のサントラを抜く。
ムーグ的な音が唐突に挿入される謎アレンジなB面が良い感じ。
会計したら半額セールだったことが判明し、スルーした何枚かを改めて抜く。
越美晴「ラブ・ステップ」。
良く見かける盤だが微妙に高く感じて買わずにいたが、半額だと適正価格。ちゃんと聴くとジャズ歌謡感もあってとても良い曲。
いしだあゆみ「マイルドロマンロック」
樹氷のCMソング。いい感じのロック歌謡だが、なぜか値が無駄に上がっていて買う気がしなかったが、半額だと適正感が。
こおろぎ'73「ドカベン」
これは掛けるとか掛けないとかではなく、持っておくことに意味のある一枚。
ある意味パーティチューン。
猟盤日記20170305
近所のハードオフを巡回視察。やはり50円箱の裸レコ率が上がっている印象。裸レコ含めて10枚抜く。
斎条史朗「夜の虫」
盤面真っ白に汚れた裸レコで購入を躊躇したが、アルコール洗浄である程度復活。タバコのヤニがビッタリついていたようだ。4回洗浄してもコットンパフで拭き取ると黒い汚れがついてくるぐらいに汚れていた。アレンジがめちゃめちゃカッコイイ、ハマクラムード歌謡の凄みを感じる一枚。
フォーリーブス「宇宙のファンタジー」
安レコ箱の顔役ともいえるフォーリーブスの両面アースのカバー。B面の「銀河の覇者」も素晴らしい。
水前寺清子「三百六十五歩のマーチ」
大ヒット曲なのにあまり見かけない気のする一枚。万博感満載のジャケが最高。B面もカッコいい。
麻倉未稀「ミスティトワイライト」。
大野雄二作曲編曲の名曲。アレンジが激カッコ良くて汎用性高そう。「ラブスコール」とか、もしくは丸山圭子「どうぞこのまま」とかに繋いでも良さそう。
猟盤日記20170304
仕事のトラブルが重なった土曜日の午後、精神の安定を求めて神保町タクトへ。100円箱はどこの店もシブがき隊とかアルフィーとか松本伊代なんかに占拠され個性がないのだけれど、この店の100円箱は数は少ないながらも顔ぶれに個性があって楽しい。当たりを引く確率も高い気がする。今日は2枚抜いた。
その一枚がブレッド&バター「今はひとり」。
いわゆるニューミュージックなのだが、特色あるボーカルとメロの美しさで不思議と古びることがない。
店内奥に移動して7インチをじっくりとディグ。いつも人が多くて長く見ていられないのだけれど、今日は久々に全部チェック出来た。ここから3枚。
チューインガム「ゴリラの歌」。
女性2人のフォークデュオで、いわゆる世界音楽祭系らしいのだけれど、ボンゴで始まるイントロから、ハーブアルパートっぽいA&M感溢れる展開が素晴らしい。そこそこ有名なレコードらしいのだけれど全く知らなかった。初遭遇でジャケにグッと来てしまった。「ふたごのモンチッチ」と組み合わせるのも良さそう。
西口久美子「きみは春告げ鳥」
季節ものとして持っておきたい一枚。80年代化粧品CMソング感に溢れていてこの時代にしか存在しえない音という感じか。
和モノボッサのリイシュー名盤だが、値段がちょい高くて手が出なかった。少し安いものがあったので満を辞して購入。春っぽくてこれからの季節に合いそう。
ネット購入したポンキッキLP「カンフーレディー〜タヌキの赤ちゃん」
盤の値段が安かったのでポチったら送料が高くて結局相場並の価格。しかしカンフーレディー以外にもいい曲が多くて満足。特筆すべきはA4の高木英一「すいちゅうサーカス」。歌詞はもちろんボーカルの歌い方や声までもさかなクンぽいのに驚く。B1のビックリエレクトリックカンパニー「おふろのかぞえうた」も汎用性が高そうだ。
猟盤日記20170227
以前に訪れたが時間がなくてしっかり見られなかった三軒茶屋のオープンハートレコードに再訪問。
7インチを見た所、80年代アイドルと洋楽の日本盤が充実している印象。値段が高めとのネット情報があったが、全体的に極めて良心的な値段に思える。そもそもこういうお店はあってくれるだけでありがたいので多少高くても支え買いしたいところ。他のレコ屋で見かけない盤も多かった。棚の奥にも値付け前の面白そうなレコがちらほら。滞在中にも近所の方と思しきおばさんがレコードの買取相談に来ていて、珍しい盤の入荷の可能性を期待せずにはおられない。
30分ほどの滞在で4枚抜けた。
まずはセルジオメンデス&ブラジル'88「サマーチャンピオン」。
全体日本語歌詞で、浅野ゆう子版とはまた違う、カタコト歌謡としての味わいも大きい。
スペクトラム「アルバ(夜明け)」。
当時観ていたCMの記憶よりもラテン色が強く、セルメンの「サマーチャンピオン」とも相性良さそう。
パル「想い出のKOBE」。
神戸出身としてはポートピアものはあれば買う。コーヒーものでもあるので2重の意味でマストバイ。曲もパルなのでいわずもがな。
安田成美の「透明なオレンジ」。
南佳孝作曲の松本隆作詞で、味のあり過ぎる歌声で、これはかなりの良レコ。
レコードマップ割引も適用していただいて価格的にもおトク感高い。
いい買い物が出来た。
猟盤日記20170226
仕事終わりに寄り道してハードオフの中央林間りんかんモール店へ。
ジャンクレコードの量がとにかく多いとのネット情報だったが、とくにそんな感じでもない。ネットに情報が上がると人が群がって狩りつくされてしまうので、ことハードオフに関してはネット情報はあてにならない。これだという店に通い続け入荷を待ち受けるのが一番良いような気もする。
わりと草一本生えない系の状態だったが、手ぶらで帰るのも悔しいのでなんとか一枚抜いた。
杉真理「MSB」。名曲多し。ジャケはセロテープ貼りでダメージ大きいが、盤の状態はレンタル落ちとは思えないほど良い。
そして非ジャンクでもう一枚。
タキシードジャンクション「チャタヌガチューチュー」。スリーブはウォーターダメージ激しいが、盤はホワイトヴァイナルで状態もいい。大野方栄「マサエアラモード」と相性が良さそう。
とりあえず2枚購入して、並びの「餃子の王将りんかんモール店」へ。かなり並んでいたが、ひとりなのでわりとすんなり入れた。
ビールと餃子、そして「肉と玉子のいりつけ」を注文。
これが玉子のふわとろ感と味付け、ネギの香りなど、完璧なバランスでちょっと感動。きっとこの店は天津飯も最高に違いない。
帰宅後、ネット購入した2枚が届いていた。一枚は山田仁「山チャン音頭」。
サントリーのビールCMソング。外国人女性の「若さだよ、山チャン」のセリフが良い。カタコトものにして音頭もの。岸野雄一さんのMIXCDで聴いて以来、ずっと欲しかった一枚。
そしてもう一枚が、岡崎友紀「風に乗って」。
平山みき「いつか何処かで」と並ぶフィフディメ歌謡。市場価格が上がり過ぎてて諦めていたが、運よくそれなりの値段で入手出来た。
猟盤日記20170215
下北沢にはレコ屋は何軒もあるが、結局ディスクユニオンで買う率が高い。床面積が広くて幅広いジャンルのレコードが一度に見られるのがいい。何故か珍しいノベルティレコードと出会う確率が高い、ような気がする。
佐々木功「スィムスィムJSS」、スイミングスクールの自主制作盤だが、作曲は山本直純で作詞は石原慎太郎とあれば買うしかあるまい。少年少女合唱団と佐々木功の力強いボーカルが絡んで良い感じ。
デュークエイセス「愛のコーヒー」はB面の小林亜星作詞作曲「飲むんだったらコーヒー」狙いで。UCCのCMソングかと思ったらそうではなく、コーヒーの業界団体のCMソングらしい。コーヒーものにハズレなしの持論を裏切ることのない素敵なコーラスとアレンジ。
城卓矢「トンバで行こう」をわりと手頃な価格で発見。ウエスタンなヨーデルが最高。ウエスタンヨーデルは当時日本でも流行っていたんだろうか。
ネットで購入した麻里圭子&リオアルマ「月影のランデブー」。まあまあ安値で買えて満足。スリーブの端が切れているが盤の状態は悪くなかった。以前50円で買った中村八大バージョンと続けて掛けたい。
猟盤日記20170212
資料の受け取りがあったので新宿へ。紀伊國屋書店で待ち合わせにしていたので、隣のビルのディスクユニオン新宿中古センターへ。奥の7インチのコーナーを漁って2枚抜く。
タケダ製薬のノベルティレコード「お世話になります/三層錠の歌」のジャケ無し。B面の「三層錠の歌」がのこいのこと広川太一郎によるラップ歌謡と聴いて迷わず購入。
聞いてみると期待以上の内容だった。
もう一枚がかたせ梨乃&カツヤクキン「ムキムキマンエンゼル体操」、作曲•編曲が小坂忠だとは気づかなかった。B面も良い。
コミックソング感が強すぎて、今まで特に欲しいと思わなかったがかなり安値で出ていたので抜くことにした。
2枚持ってレジにいくともう一枚で10パーセントオフと言われ、選んだのがマーガレット・ポー「ラブ・ショック」。
ノリのいいカタコト歌謡。
歌詞のストレート過ぎるイナタい感じと相まってカタコト歌謡独特のグルーヴ感がある。
入口付近にも7インチ放出箱があるのに気付いて更に3枚追加して店を出た。
紀伊國屋書店前で無事資料を受け取り、
以前ちゃんと見られなかったアルタのHMVへ。
値付けはユニオンより強気だが、100円箱もあって結構充実感は高い。
100円箱もいい雰囲気だったが、とりあえずスルーして、7インチ棚から3枚抜く。
アップル「Look at Look at みつめてね」(ソノシート)。山本直純作曲の三中井靴店CMソング。ジャケの80年代丸井感と違って、結構正統派のCMソング。コーラスワークもいい感じ。
G.Rina「山の手マジックカーペットライド」。タイトルもロゴも最高だが、音もリッチなスイングジャズで非常に良い。
コロムビアのアクション&アクションシリーズ「大戦隊ゴーグルⅤ/宇宙刑事ギャバン」。アクション&アクションはセリフがミックスされたシリーズで曲間のミゾがない。DJとしては使いにくい盤なのか、安値で出ていることが多い。内容はなかなか良い感じだったが、安いだけあって音が極めて悪かった。しかし、このレコの最初の所有者が、子供の頃に文字通り擦り切れるまで繰り返し聴いたのかと思うと、決して悪い買い物だったとも思えない。