猟盤日記20180618

ヒップホップは今に至るまできちんと聴いた事がないのだけれど、20年以上前に渋谷WAVE で買った「No Lights Given Or Implied 」は、これがどういうCDなのかよくわからないままに、カッコいい音ネタの宝庫として愛聴し、その元ネタを探して買うのがなんとも楽しかった。

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このCDに収録されているメインの3曲が、アナログリイシューされていると聞き入手。

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Double Dee & Steinski / Lesson 2&3

JBはもちろん「DANCE TO THE MUSIC 」「DANCE TO THE DRUMMER'S BEAT」など、とにかくカッコイイブレイクが詰まっているまさに教科書的なメガミックス。B-BOYでなくても十分楽しめるような気がする。結構安値で売られているのでお得感も高い。実用されていたのかシールも貼られた状態だった。

 

 

 

猟盤日記20180616

ディスクユニオン渋谷のソウル館へ。Al Wilson「ザ・スネイク」を探すも見つからず。代わりに安レコを一枚。

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Sam Paglia meets Frank Popp Ensemble / Stripper Girl

ハモンドオルガンの名手サム・パリアとドイツのエレクトロラウンジグループ、フランクポップアンサンブルによるいかにもなフレンチラウンジ7インチEP。エレクトロラウンジって今はあまり使われる現場がなくなって一部を除いて安値で売られているような印象だけれど、安いうちに気になる曲はあ積極的に買い集めておきたい。B面2曲目の「グラン・ルッソ」がいい感じ。

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Chilly Gonzales / You Can Dance

チリー・ゴンザレスのIvory Tower に収録されているディスコ曲のリミックス集12インチ。男女混成コーラスとピアノが絡む展開がエモ過ぎて何度も聴いてしまう。かなり使い込まれた盤らしく、目詰まりが激しかったが、クリーニングで復活。最近の曲という印象だけどもう8年も前のリリース。Justice「D.A.N.C.E.」とかと合わせて掛けたい。

 

 

 

 

猟盤日記20180615

雨の降る中恒例の渋谷安レコパトロールHMVのジャンクで4枚確保。

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Michel Saldou / 告発

フランスの大スターシャンソン歌手ミシェル・サルドゥの日本盤7インチ。親米派で社会的主張の強い曲を多くリリースしており、今でも同性愛者のデモなどにも彼の楽曲が使われたりしているらしい。この曲も政治腐敗や環境破壊を告発する歌詞で、ジャケの肖像画にもそんな攻めた感じが表れている。サウンド的にはブラスロックっぽい感じでホーンがカッコいい。ジャンク扱いとはいえ、見本盤でピカピカのニアミント。

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Carol Douglas / My Simple Heart 

ディスコディーバとして名高いキャロル•ダグラスの81年作。ディスコブーム終焉の頃のスリーディグリーズカバー。いろいろ切なくて良い。

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Janis Ian / Will You Dance?

ドラマ「岸辺のアルバム」のテーマ曲として大ヒットした名曲。最近なぜかいろんな方がイベントでかけている場に遭遇。今なお根強い人気の曲なんだな。コネクシオンのイベントで松尾さんが掛けていて以来百円箱を探していたがなかなか見つからなかったが、無事HMVジャンク箱で発掘。

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ダ・カーポ / 空からこぼれたStory

名探偵ホームズの主題歌。ジャケと盤がバラバラで別の箱に入っていたのを合体させてサルベージ。でも状態はかなりいい。

 

 

 

 

 

 

猟盤日記20180613

今日は人間ドックで横浜に行ったので、ディスクユニオンレコファンを覗くも特に成果なし。買わずに済んでちょっとホッとしたとおもったら、帰宅後ヤフオクで落としたレコードが届いていた。

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ひまわりキティーズ / パンダちゃん音頭

パンダが上野にやってきた1972年発売。この頃はパンダはちゃん付けで呼ぶのがデフォルトらしい。当時「パンダちゃん」関連のレコードが一ジャンルと呼べるほどたくさんリリースされていたのは岸野雄一さんのギラミックスで知った。音頭とはいうもののワウの効いたギターがサイケロック感を高めている。「あーら、パンダちゃん」のリフレインが半音下がるのもサイケっぽい。ひまわりキティーズのメンバーだった元ルクプルの藤田恵美さんのブログ「おむすび食堂」に当時の写真付きで解説されている記事が素晴らしいのでぜひ読んでいただきたい。

http://omusubi.tea-nifty.com/blog/2017/10/post-9335.html

今回買ったレコにはブログで紹介されているパンフがついていなかったのが残念。藤田さんのブログの別の投稿によると、このワウギターを弾いているのは成毛滋ではないかとのこと。

猟盤日記20180612

最近Twitterハードオフでのレア盤発掘報告を立て続けにみたので、久しぶりに行ってみた。しかし、掘っても掘ってもシブがき隊や田原俊彦しか出てこず、何度も心が折れそうになる。さすがに今日はボウズかもと思っていたらこんなものが。

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新田一郎 / Not For Sale

新田一郎のアルバム「クールが熱い」のメガミックス7インチ。B面は「茅ヶ崎モリー」の原曲「サンライズ・サンセット」。しかも白盤のほとんど針を落とした形跡もないくらい、ジャケも折れなしの状態。2千円以上で取引されていることもあるこのレコードが50円とは...

それに重なってビクターの白盤がもう一枚。

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ビートきよし / 兼子教授のバラード

ラードとは名ばかりのマーチと音頭がハイブリッドされた珍曲。B面の「愛のレッスン∞(無限大)」も素晴らしく味わい深い珍品ニューウェーブ歌謡。ジャケのきよし師匠の見事な関西仕事ぶりだけでもかなり価値が高いと思うが、これまたピンピンの白盤で50円。ヤフオクでは千円で売りに出ており、5千円以上の値をつけていたショップもあるくらい。

結局他にも全部で6枚抜いて離脱。本当にレコードの値段というのはわからない。

 

猟盤日記20180607

Al Wilsonの「ザ・スネイク」を探して渋谷HMV2Fの奥の間でひたすらソウル7インチを掘りまくり。探しものは見つからなかったが、安レコを2枚。

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Vast Majority / Love For Sale

コール・ポーターの名曲のディスコストリングスカバー。割と高値で取引されることもあるのになぜこんな価格で?と思ったら結構デカいスリ跡と短いけれど深めのキズ。まあギリ聴けなくはないし、B面の「Ocean’s Apart」も良いのでとりあえず抜く。いつかお金持ちになったらミントで買い直したい。

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にがい涙 / スリーディグリース

ソウルトレインでお馴染みの3人組による来日記念日本語オリジナル曲。作曲筒美京平編曲深町純による和製カタコトソウル。後半に2箇所、通称「ダチーチーチー」あり。百円箱にありそうでない一枚。

その後ディスクユニオン渋谷中古センターへ。Double Dee & Steinski「Lesson 2&3」の7インチをさがすも見つからず。代わりにリイシュー7インチを一枚抜いた。

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Barbara Acklin / Am I The Same Girl

いわゆるあの曲の原曲のリイシュー日本盤のデッドストック。日本オリジナルジャケも良い感じ。約半額くらいになっていたので、夏だし買っておこうかと。

そして今週末はいよいよこれ。

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音盤消費組合 RE-COOP vol.3

2018/6/9 Sat. 高円寺 コネクシオン 17:30-23:30

CHARGE FREE/DRINK ORDER/ 投銭制

ゲストDJ 岸野雄一

DJ‘s ニぺイ、西山亮、ブーマー先輩、トーキー眼科、高橋優衣、DJみそぎおとし、名人、DJダンボー

B2Bは当日参加OK。(vinyl /CD/8cmCD推奨 )

 

 

猟盤日記20180602

気持ちの良い土曜日の午後、東陽町ダウンタウンレコードへ。この店は自分にとって探していたレコードが見つかる店というわけではないが、聴いたことのないジャンルやアーティストのレコードと出会える場所で、自分の生活圏からは離れているものの、とても大切なお店のひとつ。すべてのレコードを店主が試聴してから並べるという主義らしく、買い取ってもまだ店に出せていないレコードが山のようにあるらしい。安いレコードにも店主の手書きポップがついているし、ソファでゆったりと試聴出来るのも良い。

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La Nuevo Banda De Sabtisteban / Sabor A Fresa

スペインのピアニスト、アルフォンソ・セバスチャンによる女声スキャットジャズ。2009年のリイシュー盤らしい。これを「山下毅雄の『プレイガール』に企画中止になった続編の未使用トラックが発掘され急遽リリースされた」とか言われて聴かされたら信用してしまいそうな内容。

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Tレックス / メタル・グウルー

T-REXの名曲の日本盤7インチ。ジャケデザインがすごくいい。状態も良いのにお買い得価格。良心的な価格もこの店の信頼出来る所。

店主に6/9(土)のイベントのフライヤーを置いてもらえませんかとお願いしたら快く引き受けていただいただけでなく、「イベントの成功を祈ります」とのお言葉も。感謝しかありません。

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そのまま散歩がてらに森下まで歩いて活版印刷所の経営する立ち飲み「RHYTHMS and Betterpress」を初訪問。ここでなんと音盤消費組合の組合員2人と偶然遭遇。ビールを飲みながらポップコーンをつまんでレコード話を。そのまま一緒に両国RRRで開催中のレコードフリマへ。店の前では6/9のイベントにも出演してくれる名人くんにも遭遇。

レコードフリマでは7インチの安レコを2枚。

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原田知世 / 太陽になりたい

珍盤亭娯楽師匠出品の箱から。1988年発売の疾走感溢れるロックナンバー。中村保夫さんがコンビニDJで掛けていて知ったのだけれど、和ラダイスガラージでも良くかかっていたらしい。B面の「本日晴天」も爽やかで良い。

もう一枚は野勢かおり「上州湯の花音頭」。こちらは高円寺コネクシオン店主小池さんへの献上品なので、高円寺に向かう方に託して届けていただいた。コネクシオンで定期開催されている群馬県民イベントで活用していただきたい。

その後、レコードコンビニに寄った所、店長より「明日のコンビニDJのアフターパーティで回しませんか?」との嬉しいお誘いをいただき、急いで帰って選曲をはじめる。