猟盤日記20170813

某番組で外国人が大貫妙子「サンシャワー」を引き当てた例の店が気になって、放送の翌日に行ってみた。

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いやいやそこにはないだろうと思いながら見ていたら、シティポップスの名盤が続々出て来て心底驚いた。岸野雄一さんが「ジャンル違いの店と思っても、意外とあったりするので、覗いてみるのが大事」と言ってたのは真理だなあとか思いつつ。入ってしばらくすると、20代の男の子が、「昨日テレビみたんですが、僕にもあの箱を見せてもらえませんか」とやって来たが、収録はかなり前だったのであの箱のレコードはほとんど売れてしまったとのことで、ジャズ専門店なので和モノはほとんどないと店員さんが説明すると、青年は大人しく帰っていった。おそらくこの日はそんな対応ばかりだったんだろう。しかしジャズ以外も面白いレコードがたくさん入っていて、売りに来るお客さんや仕入れる店主のセンスの良さがあらわれていた。色々迷った挙句ジャズのレコードを一枚抜いた。

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由紀さおり&ピンク・マルティーニ「1969」

丁度アナログを探していた盤で、そこそこ安値で出ていたので購入。「Is That All There Is?」は本当に最高。買えてよかった。

前回買わずにおいたFlying Lizards「Top Ten」が頭から離れずディスクユニオン下北沢を再訪。しかし残っているはずもなく...。仕方なく色々みていたら探していた盤が2枚も引けた。

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Bernard Purdie「LIALEH」

70年代の黒人ポルノ映画のサントラで、レアグルーヴの名盤として名高いアルバムからの同名主題歌の7インチカット。メロウなメロディにパーティのドラムが絡み、最近話題のダチーチーチも満載。昔の日本盤7インチっぽいスリーブも良い。

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Frankie Valli「I Make A Fool of Myself」

「Can take my eyes off you」よりも断然こっちに方がエモい。クラブシーン的にはRay Terraceのラテンカバーの方が人気なんだろうけども、こちらのアレンジもとても良い。オリジナル盤のようだけれど音も良く、値段もなぜか安かった。版画っぽいジャケデザインも最高。