猟盤日記20190317
昼休憩で仕事場を抜けだしてHMV渋谷に。100円箱を漁って吟味する時間もなかったので抜いた14枚を検盤もせずに購入。
斎藤誠 / GO NOW
マイケル・マクドナルドのフォロワーを自認していた斎藤誠だけれど、この曲はどちらかというとTOTO寄り。80‘sの最前線ポップスの空気を日本に移植するという意味では天才的としか言い様がない。
高岡美智子 / 今さら
SSWフォーク系やさぐれ歌謡。萩田光雄の打ったアレンジが素晴らしい。そしてジャケの70’s感が最高。
アイリーン・フォーリーン/ダメージは蜜の味
小林武史プロデュースの高松出身のニューウェーブ4人組。音はとても凝った作りでB面の「JUST ONE」のニューウェーブ的なクールさとサビのシャッフルビートの軽快な感じが同居した不思議なバランス感覚が気になる。神戸ポートピアランドのCMソングだったということでCMは観ているはずなんだが、この曲はまったく記憶にない。
増田俊郎/渚へ
こちらもB面の「シティオブドリーム」がポートピア案件らしいが、まったく記憶にない。アレンジが洗練されていてライトメロウという触れ込みで売っているネットレコ屋もあるが、どちらかという浜省感の方が強い。浜省をライトメロウというのならこれもライトメロウ。
M-BAND / ケサラ
なめ猫こと「又吉&なめんなよ」の覆面バンドとして知られるM-BANDの活動休止直前の88年作。モータウンビートのダンサブルな一曲だが、ジャケには映画「ポルシェ959」主題歌とある。聞いた事のない映画なのでググってみたらYouTubeにちょっと違ったタイトルでなぜかフルでアップされていた。
「トリナクリア ポルシェ959」
https://www.youtube.com/watch?v=vJmMTsRA9zc&feature=share
しかしざっと観た所、たしかにエンドロールに主題歌としてクレジットされているが、オープニングにもエンディングにも使われていない。エンディングに流れているのは「音楽監督」を担当している堺正章の歌だ。映画冒頭にM-BANDのライブシーンがあるが演奏しているのは別の曲。なんとも謎が深い。