猟盤日記20180929

仕事が早めに終わって夕方からの大盆踊り会の打ち上げまでかなり時間が出来てしまった。新宿に出て紀伊国屋書店ディスクユニオンへ。和モノ7インチを何枚か。

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小林啓子 / 恋人中心世界

和ソフトロック名盤が千円以下になっていたので抜いてみた。中村八大の完璧な仕事。キズが多くてこの値段になっているらしいが、針飛びするほどではないので確保。ちょっとずつ値段が下がって来ている印象なので、いつかキレイな盤を買いたい。B面の「比叡おろし」の作詞が松岡正剛だという事に初めて気づいた。ステージ101関連の中村八大ワークでもう一枚。

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シングアウト / 涙をこえて

ピコや惣領泰則が在籍したシングアウトのデビューシングル。シングアウトというグループはなんとなく中村八大とかが招集して出来た「ステージ101」のためのグループかと思っていたが、調べみたらそうではなかった。ペンシルバニアキリスト教福音派の右翼組織、MRA(人道徳再武装連盟)を母体に生まれたグループで、MRAは日本では慶応大学を中心に左翼的な音楽活動と一線を引く文化活動の拠点として機能していて、ヴェレッジシンガーズやマイク真木などを輩出した。シングアウトが外国人メンバーを含む構成になっているのはMRAのフォークコーラスグループからメンバーが選ばれているかららしい。

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小林旭 / アキラのブンガワンソロ

曲名の「ブンガワンソロ」の前に「アキラの」と付いている事からわかるように素直なカバー曲ではなく、「ブンガワンソロ」のフレーズが半ば強引に挿入されただけのほぼオリジナル曲。B面の「アキラの北海盆唄」もジャズアレンジでとても良い。

ワールドミュージックコーナーからも7インチを一枚。

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Miro Unger / Ananga Ranga

1971年リリースのクロアチアサイケフォークロック。ジャケが最高。ギブ・ピース・ア・チャンスとかYamasukiとかとつながりそう。

まだ時間があったのでHMV新宿に移動。色割引適用で一枚。

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Takeshi & Hiroki / I’ll Be Back Again いつかは

最近立て続けにDJで使われているのをみて欲しくなった一枚。ビートたけしの7インチはノリが良く踊れるものが多い。佐野元春の「Young Bloods」のイントロを丸パクリなのも清々しくて良い。ちょっとピッチを上げめで掛けた方が良さそう。

大和町大盆踊り会の打ち上げでは、盆踊りの映像を観たり、珍盤亭娯楽師匠がDJするなど大盛り上がり。私も露払い的に買ったばかりの7インチも含めて少し回させてもらった。また来日中のバンバンちゃんこと雀斑Freckles林以樂さんも登場!彼女の歌う曲のイメージそのままの天使のように可愛らしい方で感動。たまたま持ってたSTUDIO VOICE にサインをもらえた。(一枚目の奥に写っているのはチミドロのハナイさん)

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