猟盤日記20180918

渋谷での仕事の合間にHMV渋谷。民謡クルセイダーズの炭坑節10インチとかジョージ杉村とレッドミナーレ「おさけ」とか、いろいろ気になる新譜を尻目に恒例の100円盤掘りをしたら、珍しくハズレ無し。

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ザ・クリーシェイズ / ナポレオン・ソロ

ジェリー・ゴールドスミスによる「0011ナポレオンソロ」のテーマ曲。オリジナルスコアではなくサーフロックバンドによるカバー曲。他にもチャレンジャーズやベンチャーズなどのサーフロックバンドのカバーもある。当時TVムービーのオリジナルサントラというのはあまりなく、レコード発売されるのはスタジオミュージシャンによるカバー曲である事が多いらしいが、テレビでエンディングなど再編集する時にそうしたカバー曲を使うことがあるのでとてもややこしい。

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コーニッシュ / 白バイ野郎ジョン&パンチのテーマ

これもオリジナルスコアではなく、スタジオミュージシャンによるカバー曲。大野雄二がカバーしたレコードもある。

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ブルートイーストファミリー/アローン・イン・ザ・ナイト

「死亡の塔」の主題歌だが、あくまで日本公開版限定。70-80年代のアクション映画やホラー映画は日本の配給会社が独自の再編集をする事が多く、特に香港映画はそれがデフォルトになっていて数多くの日本限定テーマ曲が存在する。ブルース・リーのレコードは「怪鳥音入り」が定番で、映画本編からサンプリングしたブルース・リーの声が挿入されているのがこれまたデフォルトとなっている。「死亡の塔」という映画そのものがブルース・リー本人がわずかしか出ておらず、ブルース・リーの残像だけで成り立っている映画といっても良いので、このサントラのあり方もふさわしいものなのかもしれない。

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アーサー・ライマン / タブー

怪鳥音繋がりでこちらも。アーサー・ライマンにこんな7インチがあるとは知らなかった。B面のキャラバンも良い。低音が良く響いて音が無駄に良いなあと思っていたら「ハイファイ原盤」と書かれていた。

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レオン・ブラス・オールスターズ / 運動会用行進曲レコード ウルトラマンエース(並足)

最近人気の運動会レコ。ジャケに「本田幼稚園用」と黒々と書かれており、どのような経緯を経てHMVにやってきたのか、いろいろと想像を膨らませたくなる。B面の「ウルトラマンタロウ(並足)」がシンセを効果的に使用したナイスアレンジでクラブユースにも対応している。

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中村晃子 細川俊之 / あまい囁き

ジャパニーズアランドロンこと細川俊之中村晃子による「Paroles...Paroles」のカバー曲。最高と言わざるを得ない。

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白鳥座 / かもめ

さだまさしプロデュースのコーラスグループ白鳥座のデビュー曲。さだまさしの曲かと思っていたらそうではなく、メンバーのたかひらゆたかの作詞作曲。文学性の高い歌詞と爽やかなコーラスが素晴らしいシティポップ。

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Hooters / Satellite

B面は「ジョニーB」。フーターズと言えば今ではタンクトップにホットパンツの女性店員がいるアメリカンなレストランしか思い浮かばないが、当時はなんといっても「ジョニーB」だった。高校の頃2人の友達から勧められたが、結局レコードもCDも買わなかった。まさか30数年後に100円箱で再会するとは。

 

そして9/24はこちらもよろしくお願いいたします!

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