猟盤日記20180208

渋谷のディスクユニオンを巡回。特価7インチ箱が出ており、2枚抜いた。

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Dengue Fever & Goonam/Gamdaramaba

カリフォルニアで結成されたカンボジアガレージバンド・デングフィーバーと韓国のサイケガレージバンド・グーナムがお互いの曲をカバーし合ったスプリット7インチ。どちらも素晴らしくカッコいい。デングフィーバーはクメールルージュにより排除されレコードもほとんどが割られ失われたカンボジア歌謡を、カリフォルニアロングビーチカンボジアンタウンに残されていた中古レコードから知った2人のアメリカ人を中心に結成されたバンドで、過去にリリースされたレコードはどれも高値がついている。グーナムはデングフィーバーのワールドツアーなどでフロントアクトをつとめており、これはそのツアー中にレコーディングされたものらしい。リラックスした空気の中で醸し出されるゆったりとしたグルーヴが何とも心地よい。500枚プレスのRSD2016限定盤とのことだったが、シールドでダウンロードコード封入なのにかなりの安値で売られていた。

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DUM DUM TV/Couch Poteto Residents 

創刊間もない時期のクイックジャパンを読んでいた人ならば、「あっ」っと声を上げそうな一枚。テレビ番組の音をサンプリングしたサウンドコラージュ。1995年に富士急ハイランドで行われた日本初の大型野外レイブ「Natural High!!」で石野卓球が一番最初にかけたのがこの盤に収録されているキューピー3分間クッキングをサンプリングした曲だったように記憶している。まさか百円箱で再会するとは思っても見なかった。今聴くと音圧がかなり低くフロアでの使用には向かないかもしれない。

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Joe T. Vannelli Project feat. Harambee/Sweetest Day of May

これも1995年。ハウスに疎い自分でもこの曲は知ってる。今でも5月の連休の時期に外呑みした際などに掛けると恐ろしいほどの解放感が得られる。CDで持っていることもありレコードを探すことはなかったが、なんとなく探してみたら、想像以上の安値でほとんど百円レコに近い感じで売られている事を知った。デモバージョンも含むイタリア盤2枚組のこれも投げ売り価格。盤の状態もかなり良い。しかしジャケに酒をこぼしたらしくウォーターダメージだった。気持ちよくなり過ぎてグラスを倒したのかもしれないね。