猟盤日記20180128

福岡出張に行ったが、レコ屋に寄る時間は全くなかった。代わりに福岡のクラブでも覗いていこうかと思ったら、天神のKeith Flackというライブハウスでneco眠るの15周年イベントがやっており、neco眠るのライブには間に合わなかったが荒川良々さんと常盤響さんのDJを聴きに行くことに。

f:id:yotuashi:20180128193611j:image

荒川良々さんのDJはヒップホップを主軸にした多彩なセットで、スカからエスニックな展開の終盤は素晴らしい盛り上りだった。その後の常盤さんはアゲアゲ一辺倒なセットで若者たちを熱狂させていて、本当に凄かった。さすがだなあ。

レコはヤフオク落札案件がいくつか。

 

f:id:yotuashi:20180128195847j:image

Louis Jordan/One Sided Love then SAKATUMI

和田アキ子の「晴れのち曇り」で女性コーラスが「ヘイヘイサカトゥミ」と歌う所があり、どういう意味なんだろうかとググって見た所、行き当ったのがルイ・ジョーダンのSAKATUMI。ルイ・ジョーダンはジャズからロックンロールへの橋渡し的な存在として知られる人物で、彼が69年にマイナーレーベルに残した一枚。最強の相撲力士サカトゥミの一代記を歌ったものらしく、ジャケのインチキ臭い素晴らしさにもやられて速攻購入。ちょっと高かったがまあ仕方ない。ファンキーなジャズに日本人のしゃべり方を真似たフザケた歌が絡む味わい深い一曲。その他の曲もとてもファンキーでカッコいい。「サカトゥミ」は、もちろん実在した力士ではなく、アレサ・フランクリンの「リスペクト」で使われた Sock it to me という当時流行したスラングをもじったもので、男を挑発する性的な意味を含んだワードらしい。そういうスラングを相撲取りの名前にしているあたり、ちょっと日本人を揶揄うニュアンスの曲なんだろう。シンプソンズのキャラクターにも「SAKATUMI」という力士がいるらしい。

http://simpsons.wikia.com/wiki/Sakatumi

坂本九のスキヤキのヒットが1963年なので、サカモトとSock it to meを引っ掛けたダジャレ的な側面もあるかもしれない。

 

f:id:yotuashi:20180129143241j:image

内山田洋とクールファイブ/東京砂漠

百円箱で何故か出会わない一枚なので、諦めてヤフオクで落札。使える使えないとかではなく日本人必携の名曲。

f:id:yotuashi:20180129143527j:image

 黄韻玲/我想要一個小孩

台湾AORの代表曲「關不掉的收音機」を収録したアルバムCD「平凡」が欲しかったのだけれど、なかなか手に入らず、あっても高額でで諦めかけていた。先日ヤフオクで96年発売のベスト盤CDが出ていて「關不掉的收音機」も収録されているというので落札した。しかし収録されているのはあまりちゃんと歌っていないライブ録音。かなりガッカリ。どこかで7インチ切ってくれないかなー。