猟盤日記20171211
渋谷で中途半端に長い待機時間が発生し、HMV渋谷に。ジャンクコーナーの100円箱が増えていたのでチェック。補充直後だったのか、かなり充実しており、30分ほどで11枚抜けた。
ボビー・ヴィントン「ブルーベルベット」
リンチ映画のアレを発見。盤もジャケもかなり状態が良い。まあ抜きますよね。
ブルー・スゥエード「ウガ・チャカ」
タランティーノ映画のアレも発見。B面の「パインウッド・ラリー」もグルーヴィで良い感じ。
何をいまさら感もあるが、大平透のナレーション入りということなら抜くしかない。
探していた盤を発見。ただひたすらにカッコいい。B面は「鬼警部アイアンサイド」。クインシージョーンズのオリジナルとはかなり違うラテンっぽい展開もあるアレンジ。ライナーを読むとコジャックはアイアンサイドの後番組だったらしい。
メロディが登っていくイントロの高揚感はいつ聴いても新鮮。刑事コロンボのテーマの原題は「Mystery Movie Thema」でNBCミステリームービーというミステリードラマの放送枠のためのテーマ曲。刑事コロンボといえば水曜ロードショーというイメージだがジャケにはNHKで放送と書いてあり、日テレで放送される以前に出た盤らしい。B面はこちらも「鬼警部アイアンサイド」。マンシーニ楽団演奏すると、マンシーニの曲のように聴こえるのが面白い。
成田賢「ハウスのふたり」
これも探してた一枚。大林宣彦監督の映画「ハウス」のサントラ。B面はゴダイゴの「ハウスのテーマ」。小林亜星とゴダイゴのコラボだと考えるととてもゴージャス。
ポール・モーリア グランドオーケストラ「オー・ラ・ラ・オーサカ」
今回一番の収穫。レコードコンビニで岸野雄一さんが掛けていてずっと探していた盤。ポール・モーリアが日本各地のご当地ディスコをつくるという「LOVE SOUNDS JOURNEY」という企画の一曲。この曲は坂本スミ子もカバーしていてそちらもいつか入手したい一枚。
マナ「赤い靴の女の子」
「イエローマジックカーニバル」のマナのサードシングル。筒美京平が作曲とアレンジも手がけている。王道歌謡曲でもありつつシティポップでもある絶妙なバランス。B面の「さよならポラロイド」はユーミン作詞の筒美京平作曲でアレンジは鈴木茂と豪華すぎるメンツ。マナは高校時代には佐野元春とバンドを組んでいて、浜口庫之助の弟子で、デビュー曲が細野さんがプロデュースという日本のポップス史を総ざらいしているような人物。MBSのヤンタンでパーソナリティもしていたはず。
さとうあき子「ブルーバタフライ」
今回一番の掘り出しものだと思っているのがこちら。すぐに引退したアイドルだったらしく2枚しかリリースしていない。このデビュー曲は松本隆筒美京平のコンビ。サビのコーラスにハッとさせられる。まっすぐな歌い方もとても良い。B面の「リリシズム」も、メロも歌詞も美しい名曲。