旋盤日記20171125
音盤消費組合 RE-COOP vol.1 @高円寺コネクシオン、ご来場くださった皆様ありがとうございました。ゲストDJの湯浅学さんに加えて畑中葉子さんもご来場いただき、大変盛り上がりました。
今回は私が一番手で皆様をお出迎え。セットリストは以下の通り
1.ときめきに死すメインテーマ/塩村修
2.For what it’s worth/Sergio mendes & Brazil’66
3.Shout/tears for fears
4.与作/ 北島三郎
5.I Want a chance for romance/Hector Rivera
6.恋のサンポラレ島/ピンキーとキラーズ
7.エイトマン/庄野真代
8.Smoky/Char
9.Jack Miraculous /Gino Vanneli
10.We are Always Sweethearts /Boz Scaggs
11.Eccentric Person,Come Back to Me/大野方栄
12.ウェザーリポート /一十三十一
13.高気圧ガール/山下達郎
14.魔法/サニーデイ・サービス
15.The Story of Someones Shoe /Style Council
16.Liaieh/Bernald Purdie
17.BLOW YA MIND/Koji1200
18.琥珀色の街、上海蟹の朝/くるり
続くキーガン加藤さんは、謎のUFOものからイエローマジックカーニバル、日本テレビ音楽出版の非売品コンピのグルーヴィな「ガンダーラ」、前野曜子「スペースコブラ」、ARB、野球探偵団、井手健介「おてもやん」などなど、独自のロジックで構築されたセット。加藤さんの音楽だけでない幅広い分野に渡る博覧強記ぶりが良い消費出してました。
3番手はレペゼンレコードコンビニのDJダンボール。前回に続いてのアナログオンリーセット。オー!ペネロープ、笠井紀美子「バイブレーション」のクラブエディット、サロメの唇、がんばれジャイアンツ、バンキッド、ガメラのソノシート、へんな女、Punch&Mightyからの流れでキリンジ「エイリアンズ」。フロアを掴んで大量の投げ銭をゲット。守備範囲の広いフレッシュな消費には驚愕。無職なのに!
続いては大阪からやってきたブーマー先輩。阪急のユニホームで完全正装。富永一朗「ゴーゴーカープ」からぶち上げてプロ野球と韓国モノの応酬でフロアを一気に亜空間へ。その後畳み掛けるようにマーチを連発、一瞬自分が何をしにここへ来たのか忘れそうになりました。
組合員最後のDJはwest hill 樽蔵。車の爆音から西部警察、トランプスディスコテーマ(なるほどザワールド)、スタートレックのテーマ(ウルトラクイズ)の流れでシャカタク「ナイトバーズ」のブッコミ。この時点で今夜のMVP決定でした。その後も「ゴーストブスターズ」「零心会のズンドコ節」、慎之介&マーシー、とんねるず「一気」と容赦なく連打。
音盤消費組合員諸氏が強いなと思うのは、彼らがとにかく誰よりも現場に行き倒しているという点。それが音盤の消費にもダイレクトに現れている。流行っている音楽を追っているだけではわからない、現場で「強い音」とは何かを知る者だけが成し得る消費のグルーヴ。知識や財力だけでは到達出来ない高みがある。
この後ゲストDJの湯浅学さん登場。今回から組合員がリスペクトする方をゲストDJとして呼ぶことして、やはり最初にお呼びするのはこの方だろうと満場一致で決まった。選曲の素晴らしさは私がコメントするまでもありません。
お客様として畑中葉子さんもいらしていて、湯浅さんと遠藤賢司さんについてお話しされていました。
説明するまでもありませんが、湯浅さんは亡くなる直前に発売された「東京ワッショイ」などの再発7インチのカッティングを担当されていて、畑中さんは昨年発売したアルバム「Get Back Yoko」がエンケンさんの紹介でディスクユニオンから発売されたという縁があり、この日は奇しくもエンケンさんの月命日でした。何か不思議な力を感じないではいられない一夜でした。