猟盤日記20171026

渋谷での収録終わりに、渋谷ディスクユニオン。7インチで収穫なしのため12インチ新入荷をチェック。

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Nicky Hopkins「The Tin Man Was A Dreamer」

ニッキーホプキンスの裏名盤として名高い一枚が400円で売られていた。少しソリがあるが、まあ状態はそれほど悪くない。かつては高額盤の代名詞でリイシューもそこそこの値がついていたような気がするのだけれど。せっかくなのでこの機会にちゃんと聴いてみようと思い抜いてみた。まあ完璧なアルバムで、B面は意外と使える曲も多いことに気づいた。

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一十三十一「ウェザーリポート」

今週末は台風だというので、やはりこれだろうと。結構高値で売られていることもあるが意外な程安く買えた。クラブ仕様のエクステンデッドバージョンということだけど、正直言ってアルバムバージョンの方が良い。アカペラバージョンが入っているのがいい。

かなり久しぶりに新宿のディスクユニオン昭和歌謡館を覗く。改装したらしく陳列されているレコードの枚数は減っていたが、値段は安くなってる印象。100円150円の安レコも多い。

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山下達郎「高気圧ガール」

「ウェザーリポート」と繋ぐと低気圧から高気圧へ一気に変わる台風一過感が出せる。達郎だというだけでバカみたいな高値をつけている店も少なくないが、ここでは相場より安めの納得の価格で買うことが出来た。

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松本伊代太陽がいっぱい

50円箱の女王でもある松本伊代(16)を100円箱からサルベージ。聴いてみると結構曲は良いものが多い。これも鷺巣詩郎のアレンジが素晴らしくカッコいい一枚。バリーマニロウの「コパカバーナ」と繋ぎたくなってしまうのが人の性。

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ミス花子とじゃんぷあんどじゃんぷ「好っきやねん」

関西の某所に住んでいた当時、この曲はちょっとどうかと思うくらいラジオでパワープレイされていたので、自分にとっての刷り込みソングの1つ。「東京より大阪の方が淡路島に近い」という慧眼としか言いようのない歌詞には唸らされる。1000円超えで売られていることが多く躊躇していたが、これはその半額くらいで売られていた。

これまた久しぶりにHMV新宿へ。100円ジャンク箱のチェックを。

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Herb Alpert & Tijuana Brass「Work Song」

ナット・アダレイのJAZZ スタンダードカバー。どちらかというとニーナ・シモンの曲というイメージが強い。重くなりがちな曲を軽妙にアレンジしているのが素晴らしい。前出のミス花子「好っきやねん」と繋げると、黒人の囚人労働の姿に新世界で呑んだくれる労働者が重なり味わい深い。

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Tops「それ行けBOYS」

新田一郎プロデュースの10人編成ファンクバンドデビュー曲。作詞がサエキけんぞうということもあり、ニューウェーブとファンクが混じりあった軽めのテイストが80年代っぽい。B面のさんまのまんまのエンディングテーマだった「世界の天気屋」も良い感じ。さんまのまんまのテーマ曲は名曲が多く、オープニングもエンディングもわりとハズレない印象。

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 ローレライ「いとしのクリスタルエンジェル」

よく知らないバンドなので抜いてみた。カラパナを意識したトロピカルなAOR。キラキラ感のあるサウンドとコーラスワーク、とても完成度が高い。B面の「メルヘンサーファー」も素晴らしい。チャーの「Smorky」とかへ繋いでみるのも良さそう。

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星てるみ「ナンセンスな子守唄」

どこで見たのか忘れたのだが、iPhoneにメモしていたレコを発見。自主盤ということだけれども音がゴージャス。押しの強い謎な歌詞と相まって独自の世界が展開している。B面「猫を抱いて寝る夜は」も良い。てるみくらぶ騒動とは無関係の模様。