猟盤日記20171017

 

渋谷某所で打合せ後、FaceRecords に落札した盤を引き取りに行こうとしたが13時オープンのため時間があったので、HMVを覗いて時間調整しようかと思っていたら4枚抜くことに。

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あい&AKI「六本木あたり」

チープなシンセで始まる1981年のムード歌謡。「一本二本三本目 最後の煙草に火をつけて 四本五本六本木 影が重なる街灯り」という軽妙な言葉遊びは、日本のムード歌謡のならではのセンスで、名曲「銀座八丁光のまつり」を想起させる。

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WITH「MAN & WOMAN = 100%」

和製AORシンガー山本達彦の同名曲のオリジナルと思しき作品で歌詞が微妙に違う。わかるようでわからないタイトルを連呼するサビのインパクトがすごい。

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山口百恵さよならの向こう側

イベントの〆の一曲としてやはりこれは欠かせない。100円箱にいかにもありそうで意外と見つからない。

そうこうしているうちに13時になりFaceRecords へ。

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柳ジョージ「全ての夏をこの一日に」

まずアルバムタイトルが最高。B面一曲目に「逃れの街」はニューオリンズなアレンジとタップダンスの音が絡むゴージャスなアレンジと切ない歌詞とメロが素晴らしくカッコ良い。演奏のバンドオブザナイトは後のJayWalk。同名映画の主題歌として何度もテレビ流れたにもかかわらず永らくCD化されなかった一曲で、7インチもB面収録。工藤栄一の映画の出来が悪くこの曲自体を封印しようとしたという噂もあったが、ライブでは何度も演奏されているらしいのでデマだろう。ずいぶん前に下北沢ユニオンで200円で売られていたが買いそびれたのでそれより安く買えて大満足。

そこから目黒に移動してゲッコーレコードへ。

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アンティークショップのようだけど、メインはレコード。7インチ箱は量は多いけれど結構見ずらい。しかしそれが掘り出しものがあるかもという期待を掻き立てる。

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ヒデとロザンナ「恋愛狂時代」

まずジャケが最高。抜かない理由がない。都倉俊一の作曲・編曲でこちらも素晴らしい。40年代ジャズと「止めてくれるなおふくろ」と歌うなかにし礼の歌詞が相まって独自の世界を築いている。表示価格より100円安く売ってくれた。

 

そこから歩いて祐天寺へ。10分ちょいなので思っていたよりも近い。駅からちょい離れたディスクワールドへ。都心で1000円越えあたり前の盤がかなり安く売られていて驚く。

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長山洋子「春はsa•ra sa•ra」

長山洋子のデビュー曲で、最近ではカルロス・ベルムト監督「マジカルガール」で日本の魔法少女アニメの主題歌という設定で使われていたのが記憶に新しい。なかなか正統派のアイドル歌謡だなと思っていたらフィンランドのポップスのカバー曲だと知って驚いた。相場より安く買えて嬉しい。

自宅にメルカリで購入したレコが届く。

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 Cardigans 「your new cukoo」

奇しくも北欧つながりでカーディガンズの7インチ5曲入りEP。アルバム「first band on the moon」から選曲した日本オリジナル企画らしいが、「ラブフール」ではなく「カーニバル」が収録されている。「カーニバル」の木原さとみカバーの7インチもまもなく発売になるので、さっそく繋いでみたい。