猟盤日記20170718

吉祥寺でレコ屋めぐり。まずはコピスのHMVに行ってみたが、面白そうなレコードはあるものの、どれも値付けが辛すぎて見ているうちに気持ちが沈んできてしまった。人を滅入らせる値付けというものは確実に存在する。珍しく何も買わずに退店。

以前15分くらいしか見られなかったココナッツディスク吉祥寺を再訪。HMVに比べるととても人間味溢れる値付けで、気持ちがみるみるうちに上向いてきた。値付けが真っ当で店の哲学が感じられるのなら、高くてもこの店で買おうと思うし、実際買う。何枚か気になるレコードを抜いてみたが、プレイヤーの故障なのか試聴が出来ず、結局安めの一枚だけ購入。

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柴田多映子「Yesterday is gone~過ぎ去りし日々」

尾崎亜美によるA面は鳥のさえずりからハードなサビに転じるドラマティックな曲。松尾清憲によるB面の「モスコミュールアーベント」はムーディーなニューウェーブ歌謡。

またコピス方面へ戻り、ディスクユニオンへ。ここもHMVと対照的な優しい値付けだった。何枚か気になる盤を試聴して2枚購入。

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欧陽菲菲「うわさのディスコクイーン」

B面の「ラブイズオーバー」が後に大ヒット曲になったことで知られる一枚だが、A面が歌詞もメロも歌唱もとにかく最高。一生ものの一枚になりそう。

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モコ・ビーバー・オリーブ「海の底でうたう歌」

シリア・ポール在籍のトリオ。20年くらい前はとんでもない値がついていたこともあるレコードだが、最近値が下がりやっと手の届く盤になった。