猟盤日記20170628
久々に渋谷の安レコ巡回。ユニオンの1000円未満2枚以上半額システム狙いで、7インチ棚を掘る。
クリッパー「BOY」
フィリピンのフィンガー5とのポップ書きと、都倉俊一作曲とのことで抜いてみた。フィンガー5は日本のジャクソン5なので、再輸出ということになるんだろうか。両面共に割とメロウな曲調で、I'll Be There っぽい感じ。
吉沢京子「すっ跳べ青春」
「16歳は感じちゃう バツグン女子高校生」というロマンポルノチックなタイトルの映画の主題歌。もちろんポルノではなく東宝青春映画なので、爽やかな青春歌謡。ブラスアレンジがカッコいい。
The Police 「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ(日本語版)」
スティングが日本語で歌う、究極のカタコト歌謡。カセットテープのCMソングだった気がする。
ちょっと前まで100円箱でみかけるレコードだったゲワイが、最近は価格上昇の兆し。ここらで押さえておくべくか。
これは安レコではないが、割引適用だったので買っておく。この曲がひょうきん族で流れていた頃は、土曜日の夜は寝るしかない子供だったが、このキラキラした音に楽しげな夜遊びの世界を垣間見たような気がした。まあ、端的に言って名曲です。
その後HMV渋谷の100円箱を漁る。
クリエイション「スピニングトーホールド」
状態も良く普通に7インチ棚に700円くらいで並べても買い手がついただろうに、なぜかエサ箱に。このあたりにレコ客を本気で取り入ろうという意欲が見てとれる。
テリー&ドリーのファンクステーマ曲。
ジャケ絵も素晴らしい。
岩井さゆり「恋あなたしだい」
銀蠅一家モノが大量にあったのだが、不勉強なのでなかなか手が出せずに、これ一枚だけ抜いてみた。ロックンロールとアイドルは相性が良い。
森山良子「悪っぽい人だけど」
銀蠅一家と並んでいると森山ファミリーと地続きな気さえしてくる。ロジャニコ的な空気もある良レコでした。
ボサリオ「サンホセへの道」
セルメンプロデュースの廉価版のブラジル66。 B面はフィフディメカバーの「ビートでジャンプ」なかなか良い感じ。
南沙織「17才」
最近ネットで観たサンダンス受賞のインディムービーで使われてたのが印象に残っていて、なんとなく抜いてみた。聴けば聴くほどに名曲。
その後、FaceRecordに移動。
やまがたすみこ「ムーンライトジルバ」
これが400円で出てたら買うよね?でも塩ビ焼けがすさまじく、ノイズがひどい。検盤すればよかった...まあこの値段ならジャケ観賞用でもしょうがない。
それでレコファン50円箱コーナーに移動。すぐに見つかったのがコレ。
三田明「タートルルックのいかす奴」
ジャケ全面に落書きされた汚レコだから安いのかと思ったら、三田明本人のサインだった。ジャケもメロもアレンジも歌詞もタイトルも、すべてがいかしてる素晴らしい一枚。
ダウンタウンブギウギバンド「裏切者の旅」
これは完全にB面のファンキーグルーヴ「ア!ソウ」狙いで。チャプスイロック系のレコにも同タイトルのファンキーな曲がいくつかあった気がする。何かつながりがあるんだろうか。
桑田二郎の漫画とは無関係のこなれてない感じの歌詞がなんともいい感じ。
浅香唯「セシル」
畑中葉子さんがライブで歌っているのを観て、良い曲だなあと思って探していた一枚。秋っぽい感じでしみじみしちゃうね。