猟盤日記20170523

前回のコンビニDJダブルキャストで珍盤亭娯楽師匠が掛けた、さだまさし「長崎小夜曲」をひと月近く探し回っていたのだけれど全く見つかる気配がなく、やむなくヤフオクに頼ることになるのだが、案の定値上がり傾向。

さだまさしといえば安レコ箱の首領とも言える存在で、関白宣言の入っていないハードオフジャンク箱はないと言っても良いぐらいだ。

しかしこの一曲だけは別格で最近は安レコ箱で見かけることはほとんどなくなってしまった。

「長崎小夜曲」の7インチは、80年に電通労連のノベルティとして出された非売品盤と、82年に「北の国から」とカップリングでリリースされた盤の2種が存在している。

どちらも同一音源ということで、83年盤を入札したが、あからさまな吊り上げアカウントが登場したので離脱。その時点で次に安かった電通盤に入札し無事落札。

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しかしこれが「小キズ、汚れアリ」と書いてあったものの、届いてみると盤面の90%近くが塩ビ焼けをおこした酷い盤で、全部にノイズがのっていて、さらにソリも激しくマトモに再生出来ない。クレームを入れたがなしのつぶてで、泣き寝入りとなった。

しかたなく少し時間を置いてから、83年盤を再度入札したらあっさり安値で落札出来た。

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キズ有との表示だったが、中々の美品で音質も良い。この曲のさだまさしらしからぬシティポップス感は、元々電通関連のノベルティだったことと関係があるのだろうか。