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旋盤日記20170114

恒例の「DJ交流会」@高円寺コネクシオン。寒気のせいかいつもより参加者少なめ。自分の1巡目のセットはコツコツと探してきたレコードで組んだ、自分としては会心の一撃的なものだったはずなんだが、完全に外した感があった。ここ何回か外してばかりのような気もする。

構成が内省的になっていたのかも。

この日がデビューという若いDJのプレイは自由で豊かな発想に満ちていた。

2巡目にはお客さんがほとんどハケてしまい、開き直って直感でガンガン繋いでいったら1巡目よりは自分の音に向いて貰えた感もあり、内容的にも満足いくものになった。

選曲にメッセージを込めるのはなかなか難しいが、反応してもらえたらとても嬉しい。

次回も呼んでもらえるかはわからないが、とりあえずコツコツ掘って自分なりの選曲を探していくしかない。

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ある評論家の方のツイートで、希少なレコードがYouTube などで気軽に聴けるようになったのは健全なことで、レコードの希少性による価値と、音楽そのものの価値を切り離せるようになったことを積極的に評価されていた。レア盤がリイシューされて入手が容易になっても、良い盤の価値は変わらないと。

Webが発達しておらず、今ほど自由に試聴もさせてもらえない時代は、思い切って買った高額盤が自分的にハズレだったりして、レコ屋に立ち寄るのも嫌になるほど落ちこんだりして、レコードを買うという行為が、その盤の値段以上にお金も時間もかかるものだったような気がする。

YouTube が普及したことでハズレを掴む確率も減り、勢いレコードを買う枚数も増えた。DJがかけたレコードを写メしたりShazam使ったりして特定し、検索してレコ屋に探しにいくのが極めて普通の光景になったのは、確かに何だか味気ない気もするが、きっと昔よりレコードを買うという行為はずっと楽しく面白いものになっているのではないか。

職業DJとしては希少高額盤に投資して自分のプレイに価値を持たせるのは、おそらく生活に関わるくらい切実なことだったんだろう。お金と時間をかけてコツコツと積み上げた先人の努力を、Webの力で容易に消費してしまうのはそれはそれで申し訳ない気もするし、失われたものもきっとあるとは思うけれど、良いレコードはどんな時代にあっても価値を失わないのだと考えれば、それはそれで良いのかもしれない。