猟盤日記20190603

仕事終わりでHMV渋谷。懲りもせず100円箱をゴソゴソ。

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RHYTHM HERITAGE / 反逆のテーマ

特別狙撃隊S.W.A.T.のテーマ曲でサンプリングされまくりのネタ曲。B面も最高だし100円で手に入るなら持っとくべき。

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Sinitta / Toy Boy

ユーロビートの代表曲。説明不要。持ってないなら抜くしかない。

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Mitci Miller and the Gang / 大脱走マーチ

ありそうでないのが100円箱の大脱走マーチ。これも掛ける事はないのかもしれないが抜かざるを得ない。

2Fでブラジル棚から1枚

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Marcia Maria / colo de Rio

迫力ある顔ジャケ!リオ生まれのブラジリアンシンガーがフランスでリリースした85年作の2002年の再発盤。「Ou Bola Ou Bulica」をはじめキラーチューン満載。軽いキーボードと音と高速サンバにパワフルなボーカル、隙のない完璧な世界。

 

 

猟盤日記20190602

久しぶりに近所のハードオフへ。ジャンクコーナーのレコードは棚に入りきらない量で床置きも多数。とはいえのハードオフクオリティで修行のような厳しい戦いを強いられる。4時間かけて9枚。

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Dick Hyman / Command Beating Hits

またもやSABPM。MOOGもので有名なディック・ハイマンがイノック・ライトのレーベルCommand からリリースした「Beating Hits」の日本盤サンプラー。調べてもなぜか詳しいことはわからないが60年代後半発売のベスト盤かもしれない。ググるとセクシージャケが現れて、日本盤の帯付き画像もあるのに、なぜかCommandでレコードナンバーがSHで始まるものはどのリストにも載っていない。米国外で編集されたものなんだろうか。Discotheque Doll など良曲多し。

(追記)

SHは日本のキングレコードのジャズに割り当てているナンバーらしく、アメリカで63年に7インチ33回転でリリースされた Electrodynamics などを中心に日本向けに再編集したものらしい

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ジミー竹内とエキサイターズ / 潮騒に和する“ドラムの陶酔”

HMV新宿の100円箱で見つけたがジャケだけで中身は別で大変悔しい思いをした一枚をドオフで捕獲。鈴木邦彦アレンジで「土曜日の夜何かが起こる」や「ドリフのズンドコ節」などグルーヴィな名曲をドラムブレイク満載で最高の一言。タイトルやジャケも素晴らしい。

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水前寺清子 / 昭和放浪記

B面に名曲「祭りになればいい」を収録した7インチをジャケなしで捕獲。ジャケあり見本盤はもっていたので2枚使いが可能になった。

 

 

 

 

猟盤日記20190528

108円箱大量追加とのことでHMV新宿へ。なんだかんだで9枚。

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Donald Fagen / The Night Fly

AOR名盤がジャケ無し(コピー付き)で。ジャケの素晴らしさがこのアルバムの魅力の大きな部分と言えるのでこの価格も止むなし。しかし丁寧に管理されていたのか盤質はかなり良い。

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FUZITA BLENDER / holiday plug in!

永田一直のトランソニックから2000年リリース作。「モンド・ブレイクビーツ・トラックメイカー」という肩書きで紹介されている通り、SABPMなサンプリングミュージック。キッチュでポップな「時代の音」は今となっては懐かしさすらある。

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Max Tundra  featuring Backy Jacobs / Lysine

ブリブリのエレクトロにブルーアイドソウルな女性なボーカルが絡む名曲。

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Enoch Light / Sunsui Qs Sound

SABPM界のイノッチこと、イノック・ライトのSunsui Qs ステレオのためのサウンドチェック用日本編集盤。これぞSABPM。キャロル・キングEarth Moveの良カバーが入っている。

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日野皓正 / シティ・コネクション

映画「セッション」を地でいくビンタ事件で注目を集めた日野皓正の1979年のNY録音フュージョンアルバム。高速サンバも収録されていていい感じ。

 

猟盤日記20190527

もうすぐディスクユニオンの店頭在庫検索が無くなるというのでエリアーナ&ブッカー・ピットマン親子の「NEW FROM BRAZIL」を探してみたらユニオンレコード新宿に在庫ありとの事。価格を問い合わせてみたら余裕の6万超。再発もないみたいなので入手は一生不可能と判断。エリアーナのソロは再発であれば千円ちょいの価格で買えそうだというので新宿ラテン館に向かう。店に着いたら見当たらないので店員さんに聞いてみたら「売れてはいないのでこのあたりにあるはずなんですが、ありませんねえ」との回答。仕方ないので自分で探してみたら国内盤の棚に紛れこんでいたのを発見。

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Eliana Pittman / Eliana Pittman

1972年発売のアルバム。アーバンで洗練されたブラジリアンな雰囲気は当時のセルメン人気の影響なんだろうか。バーデン・パウエルのカバーのオシャレサンバ「BEZOURO MANGANGA」や、ソフトロック的なコーラスが心地よい「VOU PULAR NESTE CARNAVAL」など捨て曲なしの最高なアルバム。

猟盤日記20190526

ヤフオクで黄韻玲のCD「平凡」を落とし損ねたのが心残りでググってみたところ、台湾のオークションサイトにはいくつか出品があり、当然ながら日本より遥かに安い水準。しかし決済は台湾の銀行に口座を持っていないとダメらしくなんともハードルが高い。往生際悪く何か方法はないかと調べまわっていたら、オークション代行というサービスがあった。入札金額と送料と手数料を振込むと代わりに入札して、落札出来たら送ってくれるという。しかも落札出来なかったら全額返金。ものは試しだと申し込んで入金したのだけれど、一週間経っても何の音沙汰もなく、これはケチな詐欺にやられたと思っていたら、「無事落札して商品の到着待ち」とのメール連絡が。それからさらに4日ほど経った頃、CDが送られてきた。

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黄韻玲 / 平凡。

台湾のSSW、ホワン・インリンの1991年作。台湾ではベテラン歌手として尊敬を集めている存在らしい。PVもたくさん作られていてYou Tubeでも観ることが出来る、名曲「關不掉的收音機」(止まらないラジオ)は、日本のシティポップの影響があるとも言われるが、そのセンスの良さは日本のそれを凌駕しているように思える。なんとか7インチ切ってもらいたい。

もう一枚CDをアマゾンで購入。

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BUBBLE-B / ガモリ3

Enjo-Gとのユニットで名曲を多産しているBUBBLE-Bのソロワーク&リミックスワーク集。「Enjo-Gのシャッシャッシャッ」が収録された「ガモリ2」から9年の時を経た続編。佐藤B作の消臭剤CMや沖縄泡盛のローカルCMをネタにしたナードコア名曲を新たにアップデートしたものや、アイドルへの提供曲、台湾のHIPHOPグループ拷秋勤の楽曲リミックス、大槻マキボーカルの絶妙なユーミンっぽい曲などバラエティに富んでいる。白眉はやはり贅沢ホリデイズ「節子」のリミックスでナードコア総決算といった趣が感慨深い。80分超えの大盛り仕様のためウチのCDプレイヤーでは再生しきれない箇所もあったので、iTunesに読み込んで聴くのが良いかも。CDJで動作するかは確認が必要。

猟盤日記20190521

合間合間に落としたヤフオク案件がいくつか。

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ラスト・ショー / ブルファイト

マンハッタンレコードの和モノコーナーで12インチを見かけて聴いてみたらシンセがミュンミュンでいい感じだったのだけれど、微妙に高めだったのでその場でヤフオク検索したらかなり安めの7インチがあったので落札。でも届いて改めて聴いてみるとコレジャナイ感があった。アレンジが違うんだろうか。

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速水昌未 / 異性

サヴァンナ歌謡の名盤。不安定なボーカルにゴージャスなバックトラックがたまらなく良い。こちらはHMV渋谷で発見したのだけれど、やはり高かったのでヤフオク検索。店頭よりは安いが微妙に高い値段での即決案件だったのでしばらくウォッチしていたところ価格が下がり即決。

猟盤日記20190520

紀伊國屋に本を探しに来たついでに8Fのディスクユニオン新宿セカンドハンズ店へ。値段がちょい高めでいつも眺めるだけで終わる7インチ棚から、珍しく2枚抜く。

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美空ひばり / 愛燦燦

小椋佳作詞作曲による86年のシングル。「川の流れのように」に並んでひばり後期の代表曲だけれど、86年当時はそれほど大ヒットしたわけではなく、91年の再発などを経てじわじわと人気を高めたらしい。狙いはB面収録の「太鼓」で岸野雄一さんクラッシックの一曲。シンセドラムのチープなトラックに「ドンスクスクドン」「ドンストトトン」とひばりの歌声で再現される御陣乗太鼓が虚をつかれる。なんとも贅沢なボイスパーカッションだ。ヤフオクなどで安く落とされている事もあるが、岸野さんによるとCDへの移行期で流通枚数が少ないらしいので、このタイミングで確保しておくことにした。

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すみちゃんとステゴザウルス / キャンパスレポートもっとクリスタル

まりちゃんズの元メンバーでポニョの主題歌でも知られる藤岡孝章藤巻直哉らを中心に結成されたユニット。男性の同性愛をネタにした歌詞とジャケの無意味なブラックフェイスなど、冗談では済まされない要素が満載なのが時代を感じさせる。私も81年当時関西圏の深夜ラジオで取り上げられたのを聴いてゲラゲラ笑っていたように思うが、今改めてじっくり聴いてみるとなんとも複雑な気分になる。しかしサウンドは洗練されたボッサ調のメロウなテイストで意外と古びていないので驚く。