猟盤日記20190527
もうすぐディスクユニオンの店頭在庫検索が無くなるというのでエリアーナ&ブッカー・ピットマン親子の「NEW FROM BRAZIL」を探してみたらユニオンレコード新宿に在庫ありとの事。価格を問い合わせてみたら余裕の6万超。再発もないみたいなので入手は一生不可能と判断。エリアーナのソロは再発であれば千円ちょいの価格で買えそうだというので新宿ラテン館に向かう。店に着いたら見当たらないので店員さんに聞いてみたら「売れてはいないのでこのあたりにあるはずなんですが、ありませんねえ」との回答。仕方ないので自分で探してみたら国内盤の棚に紛れこんでいたのを発見。
Eliana Pittman / Eliana Pittman
1972年発売のアルバム。アーバンで洗練されたブラジリアンな雰囲気は当時のセルメン人気の影響なんだろうか。バーデン・パウエルのカバーのオシャレサンバ「BEZOURO MANGANGA」や、ソフトロック的なコーラスが心地よい「VOU PULAR NESTE CARNAVAL」など捨て曲なしの最高なアルバム。
猟盤日記20190526
ヤフオクで黄韻玲のCD「平凡」を落とし損ねたのが心残りでググってみたところ、台湾のオークションサイトにはいくつか出品があり、当然ながら日本より遥かに安い水準。しかし決済は台湾の銀行に口座を持っていないとダメらしくなんともハードルが高い。往生際悪く何か方法はないかと調べまわっていたら、オークション代行というサービスがあった。入札金額と送料と手数料を振込むと代わりに入札して、落札出来たら送ってくれるという。しかも落札出来なかったら全額返金。ものは試しだと申し込んで入金したのだけれど、一週間経っても何の音沙汰もなく、これはケチな詐欺にやられたと思っていたら、「無事落札して商品の到着待ち」とのメール連絡が。それからさらに4日ほど経った頃、CDが送られてきた。
黄韻玲 / 平凡。
台湾のSSW、ホワン・インリンの1991年作。台湾ではベテラン歌手として尊敬を集めている存在らしい。PVもたくさん作られていてYou Tubeでも観ることが出来る、名曲「關不掉的收音機」(止まらないラジオ)は、日本のシティポップの影響があるとも言われるが、そのセンスの良さは日本のそれを凌駕しているように思える。なんとか7インチ切ってもらいたい。
もう一枚CDをアマゾンで購入。
BUBBLE-B / ガモリ3
Enjo-Gとのユニットで名曲を多産しているBUBBLE-Bのソロワーク&リミックスワーク集。「Enjo-Gのシャッシャッシャッ」が収録された「ガモリ2」から9年の時を経た続編。佐藤B作の消臭剤CMや沖縄泡盛のローカルCMをネタにしたナードコア名曲を新たにアップデートしたものや、アイドルへの提供曲、台湾のHIPHOPグループ拷秋勤の楽曲リミックス、大槻マキボーカルの絶妙なユーミンっぽい曲などバラエティに富んでいる。白眉はやはり贅沢ホリデイズ「節子」のリミックスでナードコア総決算といった趣が感慨深い。80分超えの大盛り仕様のためウチのCDプレイヤーでは再生しきれない箇所もあったので、iTunesに読み込んで聴くのが良いかも。CDJで動作するかは確認が必要。
猟盤日記20190521
合間合間に落としたヤフオク案件がいくつか。
ラスト・ショー / ブルファイト
マンハッタンレコードの和モノコーナーで12インチを見かけて聴いてみたらシンセがミュンミュンでいい感じだったのだけれど、微妙に高めだったのでその場でヤフオク検索したらかなり安めの7インチがあったので落札。でも届いて改めて聴いてみるとコレジャナイ感があった。アレンジが違うんだろうか。
速水昌未 / 異性
サヴァンナ歌謡の名盤。不安定なボーカルにゴージャスなバックトラックがたまらなく良い。こちらはHMV渋谷で発見したのだけれど、やはり高かったのでヤフオク検索。店頭よりは安いが微妙に高い値段での即決案件だったのでしばらくウォッチしていたところ価格が下がり即決。
猟盤日記20190520
紀伊國屋に本を探しに来たついでに8Fのディスクユニオン新宿セカンドハンズ店へ。値段がちょい高めでいつも眺めるだけで終わる7インチ棚から、珍しく2枚抜く。
美空ひばり / 愛燦燦
小椋佳作詞作曲による86年のシングル。「川の流れのように」に並んでひばり後期の代表曲だけれど、86年当時はそれほど大ヒットしたわけではなく、91年の再発などを経てじわじわと人気を高めたらしい。狙いはB面収録の「太鼓」で岸野雄一さんクラッシックの一曲。シンセドラムのチープなトラックに「ドンスクスクドン」「ドンストトトン」とひばりの歌声で再現される御陣乗太鼓が虚をつかれる。なんとも贅沢なボイスパーカッションだ。ヤフオクなどで安く落とされている事もあるが、岸野さんによるとCDへの移行期で流通枚数が少ないらしいので、このタイミングで確保しておくことにした。
すみちゃんとステゴザウルス / キャンパスレポートもっとクリスタル
まりちゃんズの元メンバーでポニョの主題歌でも知られる藤岡孝章と藤巻直哉らを中心に結成されたユニット。男性の同性愛をネタにした歌詞とジャケの無意味なブラックフェイスなど、冗談では済まされない要素が満載なのが時代を感じさせる。私も81年当時関西圏の深夜ラジオで取り上げられたのを聴いてゲラゲラ笑っていたように思うが、今改めてじっくり聴いてみるとなんとも複雑な気分になる。しかしサウンドは洗練されたボッサ調のメロウなテイストで意外と古びていないので驚く。
猟盤日記20190519
108円箱に大量追加との事でHMV新宿へ。隅々までしっかり見て10枚抜いた。
Sugerhill Gang / Rapper’s Delight (B-BOY House Mix)
Hip Hopに疎い私でも知ってるクラッシックのハウスリミックス。100円なら買っとくよね普通。
Kenny Doop / The Illout
ケニー・ドープによるJazz Funk なカッコいいブレイクビーツ。ジャケも良い。ビートだけのトラックも付いているのでDJの練習用にも使えそう。
BOB SINCLAR & STEVE EDWARDS / Together
フランスのセレブDJ、ボブ・サンクラーの2008年作。キャッチーで爽やかなディスコハウス。どこで使うのかわからないがとりあえず確保。
富田勲のシンセサイザー音楽のファーストアルバム。アラベスク第1番はもはやプラネタリウムや星占いのBGMとしてステレオタイプ化している感もある。100円箱では意外と見かけないので確保。
Wagon Cookin’ / 70’s Samba Agua De Lluvia
アッパーなサンバにミョンミョンのシンセが絡むフュージョンサンバ。全部盛り感がかえっていさぎよい。
O.S.T. / キタキツネ物語
追加前から見かけていたがまだ残っていたので確保。町田義人の「赤い狩人」「雨はナイフのようさ」「炎のレクイエム」という名曲以外も、タケカワユキヒデ「グッドモーニングワールド」も良い。Lexia の Good Morning to Youとかに繋ぎたい。
プリズム / Prizm
フュージョンの草分け的存在のバンド77年ファーストアルバム。A面はアーバン、B面はプログレ。80年代のFM感に溢れる名作。