猟盤日記20190502
久しぶりに東陽町のダウンタウンレコードへ。ゆっくりと隅々までみて、亜モノを何枚か視聴して一枚購入。
黃瑞豐 / 冬天裡的一把火
台湾の歌謡曲シンセディスコカバー集。表題曲はノーランズの「セクシーミュージック」で台湾では費翔という男性歌手がカバーしてヒットしたらしい。松原みきの「ニートな午後3時」やマッチの「ギンギラギンにさりげなく」なども。ピュンピュンうなるチープなシンセがたまらなく良い。
HMV渋谷にネットで取り置きした盤の受け取りに行きついでに100円箱から一枚。
Parney Da Castro / BA-TU-CA-DA
UKのMr.Bongoから91年にリイシューされたサンバクラッシック。強烈なブラジリアン名曲が100円なら買わざるを得ない。
Wink / Special to Me
ボビー・コールドウェルのAOR名曲カバー。ヤフオクでオリジナルがエグい値段だったが、HMVのサイトで再発の在庫があり定価で買えた。
そして2Fに移動してワールドコーナーから1枚
O.S.T. / Love In Tokyo
66年にオール東京ロケで制作されたインド映画「Love In Tokyo」のサントラ。インドっぽいのとチャイニーズっぽいのとカタコト日本語が混ざり合った異色作。B1の「SAYONARA」がとにかく素晴らしい。
猟盤日記20190501
Mixcloudを聴きながら気になった曲をメルカリやらヤフオクやらアマゾンでポチポチ。
角川から独立した薬師丸ひろ子の映画主題歌7インチ。B面の「ハードデイズラグ」が「ごきげんよう」のサイコロのテーマとしてサンプリングされている。ジャケ折れのため安く入手出来た。
飯島愛 / ナイショ DE アイ!アイ!
ギルガメッシュナイトでTバックキャラとして勢いづいていた頃の飯島愛の8cmシングル。Tバックを履いた幼女ダンサーを従えてテレビの歌番組に出ており、一見キワモノのようにも見えるが、作詞作曲がブラザーコーンでソウルトレインのテーマをベースにしたフィリーソウルでかなりカッコいい。ジャケで着用と同じ柄の布の切れ端がついているのがゲスくて良い。
小倉優子 / オンナのコ オトコのコ
小西康陽ワークで最も好きな曲のひとつである「恋の呪文はパパピプパ」収録。何度聴いても不思議と飽きがこない。小西さんがDJで7インチを掛けていたが、当然入手不可能なのでCDで。
音盤消費組合 RE-COOP vol.9 “Golden Ladies”
来週5/4(土祝)は音盤消費組合 RE-COOP vol.9 @高円寺コネクシオンです。
今回は京都から「high school mellow」「日本メロウ大学」のmiharu さん、珍盤亭娯楽師匠もPUSHする中東音楽DJのHARA CHIAKIさん、東西の若手新鋭女性DJをお招きしての特別企画“Golden Ladies”をお届けします。
チャージフリーのドリンクオーダー。500円以上の投銭で駄菓子食べ放題。おなじみコネクシオン店主小池さんによる特製カレーも販売します。
time table
17:00 西山亮
17:40 DJダンボール
18:20 みそぎ“jazz”落とし
19:00 キーガン加藤
19:40 HARA CHIAKI
20:20 ブーマー先輩
21:00 miharu
22:00 B2B
猟盤日記20190417
音盤消費組合のフライヤー受け取りでキーガン加藤さんとDJダンボールとHMV渋谷で待ち合わせ。何も買わないつもりだったけど加藤さんからオススメされた盤を買ってしまった。
V.A. / アワー・フェイヴァリット・ソングス
日本テレビ音楽出版の非売品記念レコードとほぼ同じ内容の編集盤。ゴダイゴが「ルパン三世」や「太陽にほえろ!」を演奏し、大野雄二が「ペッパー警部」を演奏しているという豪華盤。
その後、渋谷Contact に向かい「Donuts Disco Deluxe」へ。入口が分からず右往左往。
珍盤亭娯楽師匠出品の100円レコフリマから3枚。
ニッポン放送のラジオ番組テーマ曲。関東ローカルだったらしく全く記憶にない。無内容な歌詞が清々しい爽やかさを醸し出している。作曲は萩田光雄。
川島なお美 / GEMINI
中原めいこの名曲のカバー。大阪ガスのCMソングに起用されていたので関西圏の人は皆歌えるらしい。B面は村田和人作曲とシティポップ文脈では注目されそうなのだけれどスルーされている感がある。ラストのチークは私と踊って〜♪
猟盤日記20190413
Record Store Day に珍しく早く目が覚めたのでHMV渋谷へ。9時過ぎに到着したら入場制限がかかっていて店内にも入れない。30分ほど並んでやっと入れたが、2Fに向かうもお目当ての盤は無くなっていた。1Fに戻って7インチ一枚持って会計の列に並ぶが、レジにたどり着くまで1時間。
フラワー・メグ / ベッドにばかりいるの
伝説のゴーゴーガール、フラワー・メグのデビューシングルの再発。小西康陽選曲の「夜のミノルフォンアワー」にもジャケ写が使われていたので印象が強い。曲も改めて聴いてみると歌詞も含めてとてもピチカートっぽい。封入のヌードピンナップも再現しているのが芸が細かくて良い。
店を出てユニオンに向かうとまだオープン前で、整理券を配っている店員さんに探している盤が入荷しているかたずねると地下のクラブミュージックコーナーにあるとの事。整理券をもらってみたら5番目だったので期待を胸に開店を待つ。
Alice Clark / Alice Clark
アリス・クラークが残した唯一のアルバムで、アシッドジャズムーブメントの流れで発掘され注目を集めた一枚。ジャズレーベルから発売されていてジャケの雰囲気からもマニアックなソウルをイメージさせるが、内容は歌謡曲にも通じるような「ベタ」なわかりやすさがたまらなく良い。世界各国でリイシューが発売されたが、今回が初の公式リイシューとの事。発売当時バンドメンバーがクレジットされておらず色々な臆測を呼んでいたが、今回は20ページのブックレット付きでバンドメンバーのクレジットはもちろん、レコーディングに関わった人々のインタビューも収納されて、長年の謎を解明するジャーナリスティックな作りになっている。
猟盤日記20190409
HMV新宿掘りの続き。100円箱の会計を済ませてから、今月半ばに和モノイベントが控えている事もあって、和モノ7インチ箱を覗く。100円200円の価格帯も充実していて4枚抜く。
岩下志麻 / 18才の彼
新宿二丁目のママたちに歌い継がれている名曲シャンソン。当時34歳の岩下志麻が年下男に翻弄される恋愛をうたったもの。岩下志麻の語りがとたどたどしい歌声が生々しく響く。ポール・モーリア作と言われたりもするが、別人のパスカル・オーリア作。
中山貴美子 / 窓からローマが見える
ヒロインが浜辺を全裸で走るというシュールなラストが鮮烈な映画のイメージソング。A面はポール・モーリアによる映画のテーマ曲に日本語歌詞をつけたもの。B面はお色気アイドル歌謡というギャップも楽しい。
高橋達也と東京ユニオン / 大都会PART Ⅲのテーマ
力強いピアノからホーンアタック、カッティングギターへという展開が最高な和ファンクの名盤。哀愁漂うトランペットの旋律は伊集院幸希「みなしごの街」にも印象的に引用されていた。
Groove Unchant / 鏡の中の十月
小池玉緒とYMOによる和製テクノポップ名曲のアーバンギャルド浜崎容子歌唱によるカバー。アレンジは元相対性理論の西浦謙助。B面はハービー・ハンコックのカバー。どちらも素晴らしく良い出来だが、この盤は100円で売られていた。
猟盤日記20190408
2000枚補充と聞いてHMV新宿の100円盤巡回。今回は結構厳しめだったがなんとか3枚抜いた。
野村宏伸 / And I Love Her
松本隆作詞南佳孝作曲白井良明編曲と来ればアーバンなシティポップかと思いきや、野村宏伸のパンキッシュな歌唱スタイルがそれを許さない。B面は小泉今日子も歌った名曲「ウインクキラー」はT-SQUAREの「OMENS OF LOVE」に松本隆が歌詞を付けたもの。イントロはフュージョン感があるが、歌が始まると野村色に染め上げられていくのが凄い。
井上陽水 / あやしい夜をまって
陽水の81年作。どことなくヴェイパーウェーブ感のあるジャケが良い。サウンドも全く古びた感じがしない。アルバムタイトルはB3の「Yellow Night」はニューウェーブ感全開で歌詞も「あやしい夜をまって あの娘ひとりでエビを食べている」と痺れる。
Rare Silk / New Weave
AORの隠れ名盤とも言われるレアシルクの83年デビューアルバム。日本盤帯付美盤。ベニー・グッドマンの前座もつとめたマンハッタントランスファーのフォロワー的なドゥワップなコーラスグループ。オリジナルとはジャケが違う。1曲目の New Your Afternoon はリッチー・コール作曲でフィル・マットソンのPMシンガーズもカバーしていた。B1の「JOY!」のハネるヴィブラフォンから始まるアレンジ、間奏のシンセソロがかなりカッコいい。B2の(I Can Recall)Spainはアル・ジャロウの名唱で知られる曲のカバーだが、なかなか負けてない。