猟盤日記20190320

HMV新宿での100円箱ディグの続き。

f:id:yotuashi:20190325185334j:image

Александр Розенбаум / Нарисуйте Мне Дом... 

音盤消費組合でキーガン加藤さんが掛けていたソビエト連邦のレーベル「メロディヤ」のレコードを見つけたので、グーグルの画像翻訳を掛けてみると「エッチな」「ディスコ」という文字列が現れたのでこれはと買いだろと思い抜いたが、おじさんのギター弾き語りでエッチ度もディスコ度もゼロでかなりガッカリ。詳しく調べてみると、アレキサンダー・ローゼンバウムというロシアの高名な詩人でもあるSSWらしい。その後加藤さんからメロディヤはクラッシックが多くジャケだけ差し代わるものも多いのでレコード番号で探すのが必須と教わった。

f:id:yotuashi:20190325191311j:image

Laurence Harvey / This Is My Belived

45歳でこの世を去ったピッチリ横分けがトレードマークの二枚目スター、ローレンス・ハーヴェイのスポークンレコード。低音の効いた渋い声が女性をうっとりさせるに違いない。音楽はハービー・マン。A1はフルートにボンゴが絡むスゥイートなナンバー。

f:id:yotuashi:20190325192753j:imagef:id:yotuashi:20190325192639j:image

V.A. / JAZZ JUICE 2&3

ジャイルス・ピーターソンによる有名コンピ。安く売られているのを見かけるが100円箱では見た事がなかったので確保。CDでは何枚か聴いたけれど、今の音楽的なトレンドの基礎を為しているような隙のない選曲改めて驚く。自分の音楽的嗜好の少なからざる部分が知らずのうちにジャイルス・ピーターソンに負うているのかもしれない。

猟盤日記20190319

HMV新宿の100円箱に補充があったということで訪問。和モノコーナーは完膚無きまでに掘り尽くされ、長渕剛オフコースばかりだったがなんとか一枚抜く。

f:id:yotuashi:20190323152704j:image

安奈淳 / 安奈淳の世界

宝塚歌劇団花組男役トップスターの ソロアルバム。A1の「ラブ・ラブ・ラブ」が最高のラテングルーヴィチューン。ヤフオクでも500円くらいだが、100円箱で抜けたのは嬉しい。そして洋楽箱から13枚。

f:id:yotuashi:20190323211603j:image

Fabulous Souls / Take Me

インディアナポリスのマイナーレーベルLamp Records の音源を2002年に再発した12インチ。野太く荒々しいファンク。男女の掛け合いボーカル、うねるベースライン、怪しく絡むボンゴ、まあ最高です。B面の Ebony Rhythm Band の The Thought Of Losing Your Love もオルガンファンクでドラムブレイクが素晴らしい。

f:id:yotuashi:20190323213225j:image

O.S.T. / Cargo On The Go Go

なんとなくブルーノートっぽいジャケデザインで音もシネジャズっぽいのだけれど、ググっても出てこない謎レコード。

「Cargo On The Go」という映画のサントラと書いてあるのだけれど、これもググっても出てこない。Presented By Port Of New York Authority とあるのでニューヨーク港湾公社が作った広報映画のサントラが収録されたノベルティレコードということだろうか。クレジットされている名前をみるとAllan HawkshawやJohnny PearsonなどKPMのアーティストがあり、選曲編集を担当したDick Lavskyもライブラリー系のミュージシャンらしい。どこかの情報出ていてもおかしくない内容なのに全くもって不思議だ。

 

 

 

 

 

猟盤日記20190318

昨日のHMV渋谷100円箱掘りの続き。2000年代初頭に主に12インチでリリースされた渋谷系文脈の「オシャレコ」をまたも大量捕獲。

f:id:yotuashi:20190319232952j:image

Greetje Kauffeld / Tristeza - Mansfield re-edit

オランダのフリーチャ・カウフェルトがカバーしたサンバ名曲を池田正典がリエディットしたもの。小西康陽レディメイドからのリリースでプログラミングは吉田哲人。ごく普通といってもいいカバーをドラマティックな展開にエディットしてる大感動作。しかしどういうシュチュエーションで掛ければいいんだよコレ。

f:id:yotuashi:20190319234733j:imagef:id:yotuashi:20190320072123j:image

Shawn Lee / Happiness

LA出身でロンドンを拠点に活動するショーン・リーの2000年作。メロウボッサ調のネオアコ。12インチと7インチの両方ともあった。どちらもAshley Beedleのリミックス付き。

f:id:yotuashi:20190320072751j:image

V.A / Brasil Night

日本人アーティストによるブラジリアンコンピ。ドラムに熱量が圧倒的なTHE HERZ の 「moonlight samba 」、リトルクリチャーズの青柳拓次畠山美由紀参加のDoble Famous「Africa」とか良曲が収録されている。とても良い。

f:id:yotuashi:20190320074734j:image

ヒップ・アップ / サラダ・ボーイズ

当時アイドル的な人気を誇ったヒップアップのLP。ジャパニーズソウルの草分け、クック・ニック&チャッキーの「可愛いひとよ」のカバー収録。

 

 

 

猟盤日記20190317

昼休憩で仕事場を抜けだしてHMV渋谷に。100円箱を漁って吟味する時間もなかったので抜いた14枚を検盤もせずに購入。

f:id:yotuashi:20190318125736j:image

斎藤誠 / GO NOW

マイケル・マクドナルドのフォロワーを自認していた斎藤誠だけれど、この曲はどちらかというとTOTO寄り。80‘sの最前線ポップスの空気を日本に移植するという意味では天才的としか言い様がない。

f:id:yotuashi:20190318130156j:image

高岡美智子 / 今さら

SSWフォーク系やさぐれ歌謡。萩田光雄の打ったアレンジが素晴らしい。そしてジャケの70’s感が最高。

f:id:yotuashi:20190318130444j:image

アイリーン・フォーリーン/ダメージは蜜の味

小林武史プロデュースの高松出身のニューウェーブ4人組。音はとても凝った作りでB面の「JUST ONE」のニューウェーブ的なクールさとサビのシャッフルビートの軽快な感じが同居した不思議なバランス感覚が気になる。神戸ポートピアランドのCMソングだったということでCMは観ているはずなんだが、この曲はまったく記憶にない。

f:id:yotuashi:20190318133558j:image

増田俊郎/渚へ

こちらもB面の「シティオブドリーム」がポートピア案件らしいが、まったく記憶にない。アレンジが洗練されていてライトメロウという触れ込みで売っているネットレコ屋もあるが、どちらかという浜省感の方が強い。浜省をライトメロウというのならこれもライトメロウ。

f:id:yotuashi:20190318191252j:image

M-BAND / ケサラ

なめ猫こと「又吉&なめんなよ」の覆面バンドとして知られるM-BANDの活動休止直前の88年作。モータウンビートのダンサブルな一曲だが、ジャケには映画「ポルシェ959」主題歌とある。聞いた事のない映画なのでググってみたらYouTubeにちょっと違ったタイトルでなぜかフルでアップされていた。

 

「トリナクリア ポルシェ959」

https://www.youtube.com/watch?v=vJmMTsRA9zc&feature=share

 

しかしざっと観た所、たしかにエンドロールに主題歌としてクレジットされているが、オープニングにもエンディングにも使われていない。エンディングに流れているのは「音楽監督」を担当している堺正章の歌だ。映画冒頭にM-BANDのライブシーンがあるが演奏しているのは別の曲。なんとも謎が深い。

 

 

猟盤日記20190312

先日の音盤消費組合で川西卓さんが掛けていてmixCDにも使われている盤を速攻で入手。

f:id:yotuashi:20190313013151j:image

The Go! Team / Ladyflash

イアン・パートンを中心にブライトンで結成され日本人メンバーが在籍した事でも知られるバンドザ・ゴー!チームの2005年作。ファーストアルバムからの7インチカットで、両面共にタイトゥンアップ感のあるギターリフが多用されたグルーヴィで爽快な曲。ずっと聴いていたい。

猟盤日記20190305

60-70年代のソウルミュージックを集中的に聴いていたらこれが欲しくなってしまった。

f:id:yotuashi:20190308025827j:image

吉田美奈子 / Minako

吉田美奈子の「扉の冬」に続く2ndアルバム。RCAの移籍第一弾でもあり、当時はデビューアルバムと記載されてたこともあったらしい。これは77年の再発盤。完璧なシティポップ「レインボーシーライン」や、ユーミンの「チャイニーズスープ」や細野晴臣「ろっかばいまいべいびい」などのカバー曲、どれをとってもセンスが良く全く古びた所がない。昔は「flapper」の方が好きだったけど、最近はこっちの方が愛聴している。グングン値が上がっている中、割と安く買えて良かった。

音盤消費組合 RE-COOP vol.8

音盤消費組合 RE-COOP vol.8

2019/3/9 Sat. 高円寺コネクシオン 17:00–23:30 charge free/drink order

投銭制(500円以上の投銭で駄菓子食べ放題)

f:id:yotuashi:20190307192531j:plain

f:id:yotuashi:20190307192505j:plain

今回で10回目を迎えるのでフライヤーもそれ仕様です。vol.8だけど10回なんです。
今回のゲストは川西卓さん。神業プレイをじっくり堪能していただきたいです。今回レギュラーのDJみそぎ落としが欠場のため、けろ山さんに代打をお願いしました。最高の一夜になる予感しかしません。
チャージフリーのドリンクオーダー。500円以上の投げ銭で駄菓子フリーです。投げ銭が運営費となっていますので、楽しんでいただけたらぜひご協力をお願いしたいです。
フードは恒例のコネクシオン小池店主特製カレー。通常営業では食べることの出来ないメニューですのでこちらもぜひお楽しみいただければ。
どんな雰囲気のパーティなのか知りたい方は、Twitterアカウント@recoop_onban から過去のアーカイブが観られます。当日もこのアカウントからライブ配信しますのでご興味のあればフォローをお願いいたします。

 

Special Guest DJ

川西 卓

1998年よりDJ活動を開始。05年に『スチーム係長OST & more』でトラックメイカーとしてデビュー。その後PIZZICATO FIVEのCUT UP企画アルバム『PIZZICATO FIVE WE DIG YOU』ルパン三世REMIX『PUNCH THE MONKEY』HIFANA主催のコンピレーションCD『南風ケーブル弐』などに参加した他、自身の変名ユニットTHREE GOOD RULESをはじめ複数の名義でMUSH UP~EDITアナログ盤をリリース。07年にリリースしたMIX CD『VINYL FANTASY』は話題を呼び、間もなく完売となった。ターンテーブリストとしても信頼を受けており、様々なアーティストの楽曲やCM音楽などにもスクラッチで参加している。

 

DJ‘s

トーキー眼科/DJダンボール/DJみそぎ落とし/高橋優衣/ブーマー先輩/名人/西山亮/二ペイ

 

Food

コネクシオン特製カレー(¥890)※数量限定

 

Time Table

17:00 ニペイ

17:30 西山亮

18:00 高橋優衣

18:30 トーキー眼科

19:00 DJダンボー

19:30 ブーマー先輩

20:00 DJみそぎ落とし

20:30 名人

21:00 川西卓

22:00 B2B

(23:30終了予定)