猟盤日記20180704
お手伝いしている大和町八幡神社大盆踊り会の打ち合わせのため高円寺へ。早めに着いたのでディスクブルーベリーへ。店頭の特価箱から一枚。
Phil Mattson P.M.Singers / Jubilee
フィル・マットソン率いるジャズコーラスグループの1985年作。この前作の「Setting Standards」 が良かったのでいつか欲しいと思っていたら思わぬ安値で入手出来た。こっちに方がより出回っている感じなんだろうか。フィル・マットソンが教えていた生徒たちなので、マンハッタントランスファーより生真面目で正確なコーラスワークがカッコいい。ブラスアレンジもイカす。映画「セッション」のような師弟関係を想像しながら聴くとなお味わい深い。
店内でもう一枚。これまで「次来た時にまだ売れてなかったら買う」と思いつつ2回スルーした盤を3度目の正直で購入。
It’s A Musical / The Music Make Me Sick
ドイツのポップ男女デュオのファースト。ステレオラブをトーレ・ヨハンソンがプロデュースしたらこんな感じなんだろうか。大ヒットした表題曲はヘタウマなダンスと手作り感のあるセットで作ったPVも良い。A-1「Pain Song」とかちょっとメンヘラっぽい感じも魅力。ジャケを眺めながら酒飲める。
猟盤日記20180701
梅雨も開けたという事でチェアリングでもしようと思いたち、ドンキで小型の折りたたみイスとストロングゼロを2本を買って代々木公園へ。
暑いけれどいい感じの風が吹いて最高だった。muffというファンクバンドが出ていて、よく知らないのだけれどとても心地いい。
その後、佐藤タイジ&高円寺華純連のステージ。こんなスゴいものを見られるとは思わなんだ。
家に帰るとレコードが2枚届いていた。
奥田圭子 / Single Woman
筒美京平のベストワークにこれを挙げている人がいたので入手しようと頑張っていたが、レコード会社移籍後この一枚だけで歌手活動を停止した関係もあり、アルバム未収録でCD化もされておらず、7インチがなかなかに高騰しており、やっとこさまともな価格で入手出来た。鷺巣詩郎の80‘s感溢れるなアレンジが素晴らしいシティポップ。
Chemical Brothers / Star Guitar
Pete Heller’s Expanded Mix 収録の12インチ。夏になると涼しげなこの曲を聴きたくなる。酒と相性がいい。結構安値で売られていたので買っておいた。
猟盤日記20180624
新宿K‘sシネマに『カメラを止めるな!』を観ようと向かったが14時の初回がかなり早めに来たにもかかわらず満席で、その次の回のチケットを取った。かなりの時間潰しが必要となり、とりあえずすぐ横のユニオンレコードへ。和モノはなかなか厳しい感じだったので、なんとなくワールド/ラテン棚をパラパラとみていたらこんなのが。
El Chicano / EL CHICANO
A3「What’s Going On」が小西康陽さんが出演していたFM TOKYO「suburbia suite」のエンディングテーマとして流れていたのが印象深い。当時はHi-Fi Records とかで6000円越えで売られていたので高額盤という刷り込みがあったし、ハモンドオルガンのレコードは大体高かった。しかし今はヤフオクとか見ると数百円で叩き売られている。これも結構安値で出ていた。B4「We’ve Only Just Begun」はレコ部のエンディング曲としてもお馴染み。
Michel Fugain et le Big Bazer / Zijn Grootste Successen
ミシェル・フーガンの80年オランダ発売のベスト盤。ミシェル・フーガンのレコードは両国のレコードフリマでも安く出ていたけれど、その半値以下。しばたはつみやサーカスがカバーしたあの曲や有名なキラー曲も入っている。ジャケがダサくてボールペンの落書きがあるベスト盤だから安かったのだろうか。状態もとても良い。
それからコンビニで弁当買って御苑で昼食&昼寝。再びK’sシネマに戻って『カメラを止めるな!』を無事鑑賞。
猟盤日記20180623
やる夫さんのMIXCDを買いに下北沢ディスクユニオンまで行ったが売り切れてて買えず。仕方ないので安レコ探し。3枚で黄色とピンク札が値引という事で黄色を3枚抜いた。
山本リンダ / ウブウブ
岸野雄一さんクラッシックのリンダ音頭。盤にクモリ有りとの事で安値に。塩ビ焼けかと思いきや、試聴してみると塩ビ焼けノイズの音はしない。帰ってクリーニングしたらクモリはとれた。ただの汚れだったっぽい。あはん。
V.A. / DARE-DARE presente LA GUEPE vol.1
ミシェル・ルグランやヤンコ・ニロヴィッチとか60-80年代のフランスのアーティスト曲で構成したレアグルーヴコンピ。A面はジャズファンクっぽい曲が中心だが、B面はプログレやフュージョンにまで及んでいて面白い。B-3のEdition Speciale「la ville en beton 」が特に良かった。
Port of Notes / Lilac+ Remixes
畠山美由紀と小島大介によるデュオ。「渋谷系」の中核的存在だった瀧見憲司のクルーエルレコードからリリースの2000年作。12インチ2枚組だが曲数は少ない。リスニングというよりはDJユース仕様なんだろうか。贅沢な使いかただなあ。ダブステップミックスとかあったりして時代感が感じられる。かなり安かった。
猟盤日記20180622
久々に中村屋でインドカレーを食べた後で新宿紀伊国屋書店上のディスクユニオン新宿セカンドハンズ店へ。特価7インチ箱から7枚抜いた。
シーナ&ザ•ロケット / ユー・メイ・ドリーム
朝ドラ「半分、青い。」で清野菜名が演じる小宮裕子が口ずさんでいた曲。100円箱で良く見かける盤だが、今朝ユーコがお嫁に行った記念で購入。この歌のような人の心に届くマンガが描けたら辞めてもいいと言っていた。サビまで歌わせないのがなんとも...今、100円で買える最も良い盤かも。
ユン・ピョウ / チャンピオン鷹
ジャッキーファミリーのユン・ピョウ主演映画の主題歌。チープなシンセと中国語が「ミスターBoo」からの伝統とも言うべき香港映画独特の雰囲気を醸し出す。
O.S.T. / ラストタンゴインパリ
ガトー・バルビエリ本人演奏のオリジナル日本盤。ラテンとフリージャズの空気を合わせもつ感じがたまらない。
The New Markets / Song From M☆A☆S☆H
「もしもあの世にいけたら」のディスコアレンジ。チープなシンセとディスコサウンドのいなたい感じが良い。ググってみたら2000円で取引されたこともあるレア盤だとか。本当だろうか?
Betty Wright / Ooo La La
「クリーンアップ・ウーマン」のベティ•ライトの7インチのみでリリースされた曲。スクラッチ跡と思しき局所的なスリがあったけれど、音には影響なし。だいぶ良い買物だったんではないかな。
The Afro Blues Quintet puls One / Liberation
B面はバカラックの「Walk On By」で両面ともにカッコいいジャズファンク。状態も悪くない。なぜこの値段なのか。
Hugh Masekela / Gettin’ It Off
これもヒュー・マセケラのUNIレーベルでの7インチオンリーリリース。マセケラのフリューゲルホーンが炸裂するジャズファンク。これもググってみると高値で取引される事もあるようだ。ドリルホールがあるから安いのかと思っていたら、ネットに上がっている盤はほぼ全部ドリルホールだった。
猟盤日記20180620
新宿武蔵野館でポール・トーマス・アンダーソンの『ファントムスレッド』を観る。大きな話題にはなっておらず、否定的な感想も少なくないようだけれど、かなり良い映画だった。キノコのバターソテーが食べたいなーとか考えつつ帰宅するとファントム繋がりのこんなレコードが届いていた。
Justice / Phantom
限定発売で未開封の12インチということだったが、シュリンクではなくシールで封をしてあるだけなので、どうもシールをキレイに剥がして貼り直しただけのような気がする。盤にもヨゴレがついていたし。盤ラベルも曲名表示もないが、A面はPhantomがフルで 、B面には D.A.N.C.E.のイントロだけが収録されており、ブランクの部分に盤面に歌詞が刻まれていた。もったいつけずにフルで入れればいいのにとも思ったが、この仕様だから一応未開封扱いなのに安値なんだろう。
猟盤日記20180619
渋谷のハンズ向かいのルノワールで打ち合わせがあり、早く着いたのでHMVを覗く。何も買わないつもりだったけれど、これが安値で出ていたので抜いておいた。
V.A. / Blow Up A-Go-Go!
池田正典も参加していたという90年代終わりから2000年代にかけて開かれていたロンドンのモッズラウンジパーティ「Blow Up」のLP2枚組コンピ。入手困難な60年代の隠れた名曲が数多く収録された豪華おせちのような超有名盤だが、今では投売り状態になっているのかと思うとなんだか感慨深い。当時CDで買って飽きるほど聴いていたはずなんだけれど、久々に聴いてもやっぱりいい曲ばっかり。よくわからないがアナログで聴いた方がしっくりくるような気もしてくる。