猟盤日記20180613
今日は人間ドックで横浜に行ったので、ディスクユニオンとレコファンを覗くも特に成果なし。買わずに済んでちょっとホッとしたとおもったら、帰宅後ヤフオクで落としたレコードが届いていた。
ひまわりキティーズ / パンダちゃん音頭
パンダが上野にやってきた1972年発売。この頃はパンダはちゃん付けで呼ぶのがデフォルトらしい。当時「パンダちゃん」関連のレコードが一ジャンルと呼べるほどたくさんリリースされていたのは岸野雄一さんのギラミックスで知った。音頭とはいうもののワウの効いたギターがサイケロック感を高めている。「あーら、パンダちゃん」のリフレインが半音下がるのもサイケっぽい。ひまわりキティーズのメンバーだった元ルクプルの藤田恵美さんのブログ「おむすび食堂」に当時の写真付きで解説されている記事が素晴らしいのでぜひ読んでいただきたい。
http://omusubi.tea-nifty.com/blog/2017/10/post-9335.html
今回買ったレコにはブログで紹介されているパンフがついていなかったのが残念。藤田さんのブログの別の投稿によると、このワウギターを弾いているのは成毛滋ではないかとのこと。
猟盤日記20180612
最近Twitter でハードオフでのレア盤発掘報告を立て続けにみたので、久しぶりに行ってみた。しかし、掘っても掘ってもシブがき隊や田原俊彦しか出てこず、何度も心が折れそうになる。さすがに今日はボウズかもと思っていたらこんなものが。
新田一郎 / Not For Sale
新田一郎のアルバム「クールが熱い」のメガミックス7インチ。B面は「茅ヶ崎メモリー」の原曲「サンライズ・サンセット」。しかも白盤のほとんど針を落とした形跡もないくらい、ジャケも折れなしの状態。2千円以上で取引されていることもあるこのレコードが50円とは...
それに重なってビクターの白盤がもう一枚。
バラードとは名ばかりのマーチと音頭がハイブリッドされた珍曲。B面の「愛のレッスン∞(無限大)」も素晴らしく味わい深い珍品ニューウェーブ歌謡。ジャケのきよし師匠の見事な関西仕事ぶりだけでもかなり価値が高いと思うが、これまたピンピンの白盤で50円。ヤフオクでは千円で売りに出ており、5千円以上の値をつけていたショップもあるくらい。
結局他にも全部で6枚抜いて離脱。本当にレコードの値段というのはわからない。
猟盤日記20180607
Al Wilsonの「ザ・スネイク」を探して渋谷HMV2Fの奥の間でひたすらソウル7インチを掘りまくり。探しものは見つからなかったが、安レコを2枚。
Vast Majority / Love For Sale
コール・ポーターの名曲のディスコストリングスカバー。割と高値で取引されることもあるのになぜこんな価格で?と思ったら結構デカいスリ跡と短いけれど深めのキズ。まあギリ聴けなくはないし、B面の「Ocean’s Apart」も良いのでとりあえず抜く。いつかお金持ちになったらミントで買い直したい。
にがい涙 / スリーディグリース
ソウルトレインでお馴染みの3人組による来日記念日本語オリジナル曲。作曲筒美京平編曲深町純による和製カタコトソウル。後半に2箇所、通称「ダチーチーチー」あり。百円箱にありそうでない一枚。
その後ディスクユニオン渋谷中古センターへ。Double Dee & Steinski「Lesson 2&3」の7インチをさがすも見つからず。代わりにリイシュー7インチを一枚抜いた。
Barbara Acklin / Am I The Same Girl
いわゆるあの曲の原曲のリイシュー日本盤のデッドストック。日本オリジナルジャケも良い感じ。約半額くらいになっていたので、夏だし買っておこうかと。
そして今週末はいよいよこれ。
音盤消費組合 RE-COOP vol.3
2018/6/9 Sat. 高円寺 コネクシオン 17:30-23:30
CHARGE FREE/DRINK ORDER/ 投銭制
ゲストDJ 岸野雄一
DJ‘s ニぺイ、西山亮、ブーマー先輩、トーキー眼科、高橋優衣、DJみそぎおとし、名人、DJダンボール
B2Bは当日参加OK。(vinyl /CD/8cmCD推奨 )
猟盤日記20180602
気持ちの良い土曜日の午後、東陽町のダウンタウンレコードへ。この店は自分にとって探していたレコードが見つかる店というわけではないが、聴いたことのないジャンルやアーティストのレコードと出会える場所で、自分の生活圏からは離れているものの、とても大切なお店のひとつ。すべてのレコードを店主が試聴してから並べるという主義らしく、買い取ってもまだ店に出せていないレコードが山のようにあるらしい。安いレコードにも店主の手書きポップがついているし、ソファでゆったりと試聴出来るのも良い。
La Nuevo Banda De Sabtisteban / Sabor A Fresa
スペインのピアニスト、アルフォンソ・セバスチャンによる女声スキャットジャズ。2009年のリイシュー盤らしい。これを「山下毅雄の『プレイガール』に企画中止になった続編の未使用トラックが発掘され急遽リリースされた」とか言われて聴かされたら信用してしまいそうな内容。
Tレックス / メタル・グウルー
T-REXの名曲の日本盤7インチ。ジャケデザインがすごくいい。状態も良いのにお買い得価格。良心的な価格もこの店の信頼出来る所。
店主に6/9(土)のイベントのフライヤーを置いてもらえませんかとお願いしたら快く引き受けていただいただけでなく、「イベントの成功を祈ります」とのお言葉も。感謝しかありません。
そのまま散歩がてらに森下まで歩いて活版印刷所の経営する立ち飲み「RHYTHMS and Betterpress」を初訪問。ここでなんと音盤消費組合の組合員2人と偶然遭遇。ビールを飲みながらポップコーンをつまんでレコード話を。そのまま一緒に両国RRRで開催中のレコードフリマへ。店の前では6/9のイベントにも出演してくれる名人くんにも遭遇。
レコードフリマでは7インチの安レコを2枚。
原田知世 / 太陽になりたい
珍盤亭娯楽師匠出品の箱から。1988年発売の疾走感溢れるロックナンバー。中村保夫さんがコンビニDJで掛けていて知ったのだけれど、和ラダイスガラージでも良くかかっていたらしい。B面の「本日晴天」も爽やかで良い。
もう一枚は野勢かおり「上州湯の花音頭」。こちらは高円寺コネクシオン店主小池さんへの献上品なので、高円寺に向かう方に託して届けていただいた。コネクシオンで定期開催されている群馬県民イベントで活用していただきたい。
その後、レコードコンビニに寄った所、店長より「明日のコンビニDJのアフターパーティで回しませんか?」との嬉しいお誘いをいただき、急いで帰って選曲をはじめる。
猟盤日記20180601
先月末には7インチ再発がいろいろ発売となったので、その内2枚を入手。
ネット予約してJETSET下北沢で受け取り。久しぶりの訪問です。
ジョージ山下とドライ・ボーンズ / おさけ
ディスクユニオンの「邦楽レコード買取図鑑」でも1万越えの買取価格がついている一枚。2000円切る価格なら持っておきたい。グルーヴィなムードコーラス歌謡でフロアを沸かせるキラー曲。今では放送向きでない歌詞もとても良い。越路愛子のもリイシューされるのは時間の問題か。
大原麗子 / ピーコック・ベイビー
これもユニオン高価買取盤のリイシュー。何かのコンピで聴いてずっと欲しかった一枚だが、リイシューされてありがたい。小林亜星の作曲編曲の1人GS。大原麗子がジャケも歌声もキュートで素晴らしい。こちらは芽瑠璃堂の通販で買いました。
猟盤日記20180530
ここ2年くらいのウォントをようやく入手。ヤフオクでは何度もセリ負けてきた超高騰盤だが、最後の入札額の半値ぐらいで入手出来たので良しとしよう。
敏いとうとハッピー&ブルー/ぎんざのお地蔵さん音頭
ハマクラ作詞作曲の80年代ムードコーラス。B面の「銀座八丁光のまつり」は一度聴いたら耳から離れない。一昨年の盆踊りでDJしていた岸野雄一さんが、「1丁2丁3丁4丁」に合わせてズンズンと観衆の中に進んでいった姿が今も目に焼きついている。この光まつりってのはいわゆるエレクトリカルパレード的なやつなんだろうけど、今もあるんだろうか。ジャケをよく見るとドナルドが映り込んでいる。幻の名盤解放同盟のCDボックスに収録されているが、こちらも入手困難。
そして来週末はいよいよこちら。ゲストDJは前述の岸野雄一さんです!
音盤消費組合 RE-COOP vol.3
2018/6/9 Sat. 高円寺 コネクシオン 17:30-23:30
CHARGE FREE/DRINK ORDER/ 投銭制
ゲストDJ岸野雄一
B2Bは当日参加OK。(vinyl /CD/8cmCD推奨 )
猟盤日記20180526
日々お世話になっているコネクシオンでの演劇「地を漕ぐ」を観るために高円寺へ。上演されるまで時間があったのでディスクブルーベリーを再訪、気になっていた一枚を。
Benny Sings / I Love You Live At The BIMHUIS
オランダのSSW、ベニー・シングスの2005年発表のセカンドアルバム。架空のライブ盤という設定のスタジオ録音。新宿のHALレコードで見かけて買おうか迷って買わず、前回のディスクブルーベリー訪問でも見送ったが、やはりどうしても気になってついに決断。チェット・ベイカーを彷彿とさせる甘い声に、トッド・ラングレンばりの美メロ美アレンジ。超名盤。買ってよかった。
まだ時間があったので「きど藤へ」
お茶割りと肉豆腐、ポテサラ、ネギトロ。注文する時にちょっとした緊張感が走るのもまた良い。
その後、コネクシオンで「地へ漕ぐ」を鑑賞。いつもレコード掛けたり酒飲んでる場所でどんな演劇をするのか楽しみだったが、予想の斜め上をいくストーリー展開と空間の使い方に驚いた。