猟盤日記20180410
ヤフオクやメルカリでちょこちょこと購入していたレコが一気に届いた。
マギー・ミネンコ / 燃えるブンブン
バイクの音から始まるブルージーかつソウルフルな一曲。「涙の河」は百円箱でもよく見かけるがこっちは意外と見かけない。B面の「恋の重さ」もいい感じ。ジャケはクシャクシャだけど盤の状態は良かった。
北原謙二 / 日暮れの小径
こちらはB面の「朝刊来るまで起きてなよ」狙いで。星野哲郎による歌詞がナンセンスでありながらも深沢七郎の「東京のプリンスたち」を思わせるような世界で、船村メロディと北原謙二の独特な歌唱で、不思議な切なさを醸している。
ポール・モーリア・グランドオーケストラ/ パリ東京直行便
「オー・ラ・ラ・オーサカ」と同じ、ラブ・サウンズ・ジャーニーのシリーズ。ラテングルーヴ全開な中にも、ポール・モーリア的なシュッとしたソフィスティケート感がたまらない。このシリーズは最高なので「ハカタディスコハウス」とかも手に入れたい。
猟盤日記20180406
仕事終わりで高円寺。高架下のレアを覗くもこれといって収穫なし、きど藤で一杯やるかと思ったが、久しぶりに円盤に寄ってみた。
中山千夏 / あなたの心に
レアで「安ければ買うのに」と思っていたら、その3分の1の値段で出ていた。大ヒット曲だからちゃんと探せば百円であるんだろうけど。B面の「ZenZenブルース」がとても良い。
十朱幸代 / セイタカアワダチ草
小学生の頃「全員集合」の歌コーナーで唄っているのを見て、なぜか記憶の片隅にこびりついていた一曲。子供の頃遊んでいた空き地に死ぬほど生えていたあの雑草を歌のタイトルにしているので親しみを感じたのかもしれない。約40年振りに聴いてみると、想像以上のやさぐれ歌謡感に驚く。唐突に「基地(ベース)」とか「あたしにゃ沖縄遠過ぎる」という歌詞が入ってきて米兵とやさぐれ女の恋愛を歌ったものだと知り、なぜセイタカアワダチ草なのか謎が深まった。
沢ひろし&TOKYO99 / 愛のふれあい
「エクスタシーボイス」で歌い上げるムード歌謡の名曲。ラウンジ感タップリのゴージャスなアレンジ。ユニオンで買おうか買うまいか悩んで買わなかった一枚。これもその半額以下だった。
せっかく円盤に来たのだから円盤らしいレコも抜いてみた。
ジョン(犬) / 男の世界
岸野雄一さんの「正しい数の数え方」でも歌われた曲。B面の「マンダム〜男の世界」も素晴らしい。
BUBBLE-B / ぞっこん!バーベキュー
BUBBLE-B feat. Enjo-Gの名曲。ペレス・プラード「Mambo No.5」を使ったラテンアレンジ。7インチアナログが出ているとは知らなかった。しかも新品だった!
猟盤日記20180331
仕事の合間にちょっと時間が出来たのでハシヤでスパゲティ。
いつものたらこイカではなくウニを加えてみた。とても旨いのだけれどちょい塩っぱい感じで、ウニを入れなくても十分旨いような気がした。
店を出たらやたらと人が多いなと思ったら、花見客だという事に気づいた。コンビニによって代々木公園に足を延ばす。
とても良い天気のお花見日和だが、一本だけ飲んで仕事に戻る。
仕事が終わってからHMV渋谷に。恒例の百円ジャンク箱を巡回&確認作業。おそらく一週間以上前に追加があったような気配。7インチを4枚抜いた。
Zuco103 / No Bar Do Samba
オランダのブラジリアンエレクトロユニットの7インチ。両面共にかなり良い感じ。面白みに欠けるくらいのソツのなさが、一周回ってイナタイ雰囲気になっているんではないか。
Monparnasse / Mini Mini Mary
仲真史主宰のエスカレーターレコーズからリリースされた7インチシリーズ「Escape」の3番。Monparnasseとは池田正典の初期ユニットらしい。これも90年代後半の行き過ぎたオシャレ音楽の香りがなんとも切ない。
オックス/僕は燃えてる
橋本淳と筒美京平コンビによるGS歌謡。イントロだけで燃え尽きている感じが最高。あとは失神するだけ。
北原謙二/ひとりぼっちのガキ大将
B面はアレコードでコモエスタ八重樫さんが紹介した「僕はあの娘にタッチャレホ」。アレコードものはあまり値上りしない印象がある。北原謙二の独特な歌唱法は中毒性があるので、朝刊来るまで起きてるしかない。
猟盤日記20180329
ブレッド&バターのベスト盤を聴いていたら、先日入手しそこなった7インチが再び欲しくなってヤフオク入札するも価格折り合わず離脱。仕方ないので収録されているベスト盤を。
ブレッド&バター / ミラクルタッチ
こちらのベスト盤は狙っていた「特別な気持ち」の7インチの落札価格の半額以下とかなり安かった。「タッチ」の主題歌を手がけていた80年代中頃のベスト。「特別な気持ち」はスティービー・ワンダーの「I Just Call to Say I Love You」のカバーで訳詞はユーミンが呉田軽穂名義で書いている。
続いてAmazonで中古CDを購入。
加藤いづみ / Sad Beauty
最近再評価が始まっている感じの加藤いづみ97年作。「オンナトモダチ」という曲がかなりの名曲と聞いて急いで入手。200円くらいで買えてよかった。好きになってよかった。ストリングスアレンジが最高。
マリーナ・ショウ / ミスター・グッドバーを探して
ダイアン・キートン主演映画の主題歌。映画は観ていないのだけれど、中学生ぐらいの時に難波弘之のFM番組で、ボーカリストが選ぶボーカリスト10人という企画をやっていて、ゲストの桑田佳祐がグレッグ・オールマンやロウエル・ジョージと共にマリーナ・ショウを挙げてこの曲を紹介していた。大野雄二が手掛けた角川映画のサントラに近い空気があって、「犬神家の一族のテーマ」などと繋げてみると楽しい。
猟盤日記20180318
川崎駅近くのグランピングスポットでロケを終えた帰り、久しぶりにトップスに寄ってみた。
良いレコードが適切な価格で手に入るので町レコ屋の中では一番好きな店かもしれないが、実際の所あまり来ていない。前回あまりちゃんと見られなかった7インチからチェック。かなり量があるので全部見られないうちに閉店時間になってしまい、とりあえず急ぎ1枚だけ抜いた。
鈴江真里 / 海が見える場所
どこかのイベントで誰かが掛けていたのだけれど、詳細は全く思い出せない。iPhoneに写真が撮っていたのできっと気に入った曲だったのだろうと抜いてみた。ゴージャスでスケール感のあるアレンジが最高。安く買えて良かった。
FREETEMPO / Imagery
これは先日ユニオン中野で買ったもの。そんなに昔のものではないのにやたらと懐かしく感じるのはなぜか。ググってみたらだいぶ前に半沢氏はこの名義での活動を終了させていたようだ。過度にセンチメンタルな感じが今聴き直してみると味わい深いものがある。
猟盤日記20180317
所謂世界的な名盤なのですぐに手に入ると思っていたレコードが、なかなか手頃な値段のものが見つからず、ディスクユニオンの店頭在庫検索して問い合わせメールをいくつか送ってみた。中野店にドイツ盤のジャケ難有りが安値で出ていたので取り置きをお願いして中野に向かう。ロックの名盤はなぜか中野店でヒットする事が多い。
Van Morrison / Moondance
70年発売のヴァン・モリソン代表作。ジャズ盤を使わないジャズイベントをやろうと思っていて、標題曲の「ムーンダンス」狙いで購入。ジャケは折れて盤面もかなり汚れていたが洗浄すれば復活するレベル。改めて聴いてみるとどの曲も素晴らしくリマスタリングした再発盤を買えば良かったかなとも思ったが、ピカピカの盤で聴くよりもこっちの方が良いなと思い直す。
せっかく来たのでレジ横のオールジャンル放出箱を除いてみる。
ブレッド&バター / Breakfast
ブレバタの初期ベスト盤。再発7インチでさえもプレミアがついている「ピンクシャドウ」が収録されているが、こちらはかなり安い。「地下鉄」も以前MIXにも使った好きな曲。
Dr. Buzzard's Original Savannah Band / Dr. Buzzard's Original Savannah Band
以前にハードオフで抜いたけれどジャケなしだったので、安値で出ていたものを。ジャケも楽曲に負けず素晴らしい。この一枚が日本の歌謡曲に与えた影響について誰かまとめて貰えないだろうか。
La Belle / Lady Marmalade
パティ・ラベル率いるラベルの代表曲。これもジャケなしをハードオフで抜いたけれど、ジャケ有100円なので確保。文句なしの名曲。