猟盤日記20170215
下北沢にはレコ屋は何軒もあるが、結局ディスクユニオンで買う率が高い。床面積が広くて幅広いジャンルのレコードが一度に見られるのがいい。何故か珍しいノベルティレコードと出会う確率が高い、ような気がする。
佐々木功「スィムスィムJSS」、スイミングスクールの自主制作盤だが、作曲は山本直純で作詞は石原慎太郎とあれば買うしかあるまい。少年少女合唱団と佐々木功の力強いボーカルが絡んで良い感じ。
デュークエイセス「愛のコーヒー」はB面の小林亜星作詞作曲「飲むんだったらコーヒー」狙いで。UCCのCMソングかと思ったらそうではなく、コーヒーの業界団体のCMソングらしい。コーヒーものにハズレなしの持論を裏切ることのない素敵なコーラスとアレンジ。
城卓矢「トンバで行こう」をわりと手頃な価格で発見。ウエスタンなヨーデルが最高。ウエスタンヨーデルは当時日本でも流行っていたんだろうか。
ネットで購入した麻里圭子&リオアルマ「月影のランデブー」。まあまあ安値で買えて満足。スリーブの端が切れているが盤の状態は悪くなかった。以前50円で買った中村八大バージョンと続けて掛けたい。
猟盤日記20170212
資料の受け取りがあったので新宿へ。紀伊國屋書店で待ち合わせにしていたので、隣のビルのディスクユニオン新宿中古センターへ。奥の7インチのコーナーを漁って2枚抜く。
タケダ製薬のノベルティレコード「お世話になります/三層錠の歌」のジャケ無し。B面の「三層錠の歌」がのこいのこと広川太一郎によるラップ歌謡と聴いて迷わず購入。
聞いてみると期待以上の内容だった。
もう一枚がかたせ梨乃&カツヤクキン「ムキムキマンエンゼル体操」、作曲•編曲が小坂忠だとは気づかなかった。B面も良い。
コミックソング感が強すぎて、今まで特に欲しいと思わなかったがかなり安値で出ていたので抜くことにした。
2枚持ってレジにいくともう一枚で10パーセントオフと言われ、選んだのがマーガレット・ポー「ラブ・ショック」。
ノリのいいカタコト歌謡。
歌詞のストレート過ぎるイナタい感じと相まってカタコト歌謡独特のグルーヴ感がある。
入口付近にも7インチ放出箱があるのに気付いて更に3枚追加して店を出た。
紀伊國屋書店前で無事資料を受け取り、
以前ちゃんと見られなかったアルタのHMVへ。
値付けはユニオンより強気だが、100円箱もあって結構充実感は高い。
100円箱もいい雰囲気だったが、とりあえずスルーして、7インチ棚から3枚抜く。
アップル「Look at Look at みつめてね」(ソノシート)。山本直純作曲の三中井靴店CMソング。ジャケの80年代丸井感と違って、結構正統派のCMソング。コーラスワークもいい感じ。
G.Rina「山の手マジックカーペットライド」。タイトルもロゴも最高だが、音もリッチなスイングジャズで非常に良い。
コロムビアのアクション&アクションシリーズ「大戦隊ゴーグルⅤ/宇宙刑事ギャバン」。アクション&アクションはセリフがミックスされたシリーズで曲間のミゾがない。DJとしては使いにくい盤なのか、安値で出ていることが多い。内容はなかなか良い感じだったが、安いだけあって音が極めて悪かった。しかし、このレコの最初の所有者が、子供の頃に文字通り擦り切れるまで繰り返し聴いたのかと思うと、決して悪い買い物だったとも思えない。
猟盤日記20170211
岡崎友紀「ドゥユーリメンバーミー」をネットで購入。店頭にもかなりたくさん出ているが、どれも1200円以上するので半額程度で買えて満足。
やはりB面の「ジャマイカン・アフェアー」が素晴らしい。テレサ野田の「トロピカルラブ」も欲しくなる。
高円寺高架下の「レア」にいく。特にレア盤があるわけでも安い訳でもないが、価格が安定しているのと、ここでしか見かけない盤が出たりするので定期的に通っている。良く使ったり大事にしたりしている盤でここで買ったものは多い。
今回買ったのは3枚。とくにレアでもないが前から探していたもの。
方怡珍 「我愛你 」は、何度か手に取ったが状態が悪かったり高かったりで買えずにいた一枚。ハマクラ調のカタコト歌謡。
尾藤イサオ&ドーン「悲しき願い」。79年の新録音。アレンジがいい感じ。
シモンズ「恋人もいないのに」は、以前高円寺コネクシオンで飲んでいた時、たまたま居合わせたお客さんから、7インチと現在iTunesで流通しているのは、ミックスダウンが違うものだという話を聞いて購入。
購入したばかりのレコードを高円寺コネクシオンでウイスキーを飲みながら試聴させていただいた。
シモンズも聴き比べてはいないのだけれど、ラジオなどで聴いたものより低音出ていてファンキーな印象がして酒が美味い。
猟盤日記20170205
昨年末沿線の駅にオープンしたハードオフに。ジャンク7インチ50円箱は噂通りかなりの量があったが、もう2か月も経っているからかしっかりと掘り尽くされた感があった。そんな中、裸レコだが菅原文太「無職渡世」を発見。
すぎやまこういちの編曲で、壮大な雰囲気とファンクネスが並存する名盤。もう一枚裸レコでLABELLE「Lady Marmalade」。
LPは持っているが、よくかける曲なので7インチも持っておきたい。フィンガー5「恋のダイヤル6700」「個人授業」もあったので一応抜いておく。よく100円箱で見かける盤だがいままで手にとらなかったので。
「個人授業」のB面「恋の研究」が良いアレンジ。
などなど10枚抜いて購入。
帰りに近くの「とんでん」で鶏半身揚げでビール飲んで帰宅。
猟盤日記20170128
西麻布KontactEastStudioで開催されているDJのレコード放出イベント、「音コレ」へ。
小一時間で5枚抜いて試聴。スタッフと知り合い感出してる小洒落た人がそこそこ高値のレコードを束で貴族買いするのを横目に、4枚は箱に戻して300円7インチを一枚だけ購入。
ジョーン・シェパード「I Love Being A Woman 」。おそらく岸野雄一さんの出品で、レコードコンビニのフリマでも触っているのだけれど、その時はスルーしてしまった。買えてよかった。
スタッフの方に聞いたら、開催中に随時レコードは追加される予定だということなので、また覗いてみよう。
会場近くに「かおたんラーメン」があったのでラーメン食べて西麻布を撤退。
翌日、仕事の前にいつものレコファン渋谷のエレベーターホールに。以前にそこそこ高値で買ったポール・モーリア「そよ風のメヌエット」が50円箱にあって声を上げてしまう。
B面のミシェル・フーガン「La Fete」のカバーは何回DJで使ったかわからない。あまりにも切ないので抜くことに。せっかくなので2枚使いとか練習してみるか。その近くにあったアルティミット「愛でブラジル」も合わせて抜いたが、結構相性が良い組み合わせだった。
あまり大した期待もなく抜いた井上純一「脱走特急」。意外にも後期ドゥービーっぽいAOR歌謡で良かった。
野球レコードにはあまり興味ないのだけれど、思わずジャケ買いしたのがセリーグ応援歌「六つの星」。問答無用のオールスター感が凄い。選手たちのユニゾンと細川たかしの絡み、太鼓風のドラムの味わい深さを含めて、一家に一枚感もある。
などなど、10枚抜いて会計。
まだもう少し時間があったのでHMV渋谷の100円箱を漁って、
クラッシュギャルズ「炎の聖書」を。
仕事の資料として買ったのだけれど、結構好きなタイプのレコードかもしれない。ジャケも他のクラッシュギャルズのレコードと比べて一番良い。
仕事終わってからディスクユニオン渋谷に。あまり買うものはないだろうと思っていたけど、結局3枚購入。
前日に音コレで台湾カバーものの「月影のナポリ」を試聴したのだけれど、森山加代子のものを先に手に入れたいと思っていた所だったので迷わず抜く。このシリーズは10年くらい前に弘田三枝子のものを買った。60年代の洋楽カバーに特化しているシリーズらしい。
NOVO「白い森/この星の上で」に遭遇したので迷わず抜く。再発らしいがこんなのがでていたことすら知らなかった。
価格も適性だった。
7インチ33回転で4曲全部入りというのも嬉しい。
そしてサニーデーサービス「魔法」12インチ。
サニーデーサービスは特に好きなわけではないのだけれど、この曲はMV含めて素晴らしい。ずっとアナログで欲しかったが、これも適性価格で手に入って良かった。